温かい食事が恋しい季節になりました。
料理本や雑誌、クックパッドなどにも鍋料理のアレンジレシピがたくさん紹介されていて、毎日鍋でも飽きないですね。
そんな鍋料理には土鍋が活躍します。
鍋料理にはもちろんですが、私は土鍋をふだんの料理にもよく使っています。
以前こんな記事も書きました
そして、土鍋ととても相性がいいのがバスタオルです。
土鍋とバスタオルで、いつもの料理が美味しくなり光熱費も節約できる方法を紹介します。
あったか料理が冷めない工夫、使い古しのバスタオルで保温力アップ!
びっくりするほど冷めない
使い古しのバスタオルを利用すると、土鍋の保温効果が上がります。
ステンレスやホーローの鍋でも効果はありますが、土鍋の効果は抜群です。
やり方は簡単です。
広げたバスタオルの上に
調理が終わった土鍋をのせて
くるむだけ
包み方はお好みで。
土鍋全体が包めればそれでいい。
タオルでくるんでおくだけで1時間たってもあっつあつです。
湯気がすごい!!
全然冷めてない!!
わー豚汁、豚汁!肉を探せ~!!
まあ、ウチではこんな状態です。
普通のお鍋でも効果あり
土鍋ほどではありませんが、ステンレスやホーロー、アルミの鍋でもタオルに包んでおくと保温効果がありますよ。
少しでもあったかいと温める時間が短くて済むね!
冷めないだけじゃない、土鍋のお助けポイント
勝手に調理してくれる
たとえばシチューを作るとき、土鍋なら火にかける時間が少なくてすみます。
材料を炒めて煮込んで味付けをするのが通常の作り方。(ウチではこうしてます)
土鍋の場合は具材を煮込む時、煮汁がグラグラと煮立ったら火を止めます。
そのあとは市販のルーをポンポンと放り込んで、蓋をする。
土鍋をバスタオルできっちりと巻きます。
土鍋はもともと保温性が高く、そのまま放置しても熱が冷めにくいのです。
それをバスタオルでくるむんですから、保温力がぐーんとアップするのも納得。
自分が試してみるまで、バスタオルの威力がこんなにあるって知らなかったけどね。
どのくらいすごいかっていうと、朝、仕込んでバスタオルを2枚重ねて包んでおくと、夕方帰宅した時にまだほんのり温かい、くらいです。
煮立ってすぐ火を止めても、ジャガイモやタマネギ、ニンジンなどの具材にはしっかり火が入って、やわらかくなっています。
具材をかき混ぜないので、煮くずれないのもいい!
最後の仕上げは帰宅後に。
もう一度、鍋を火にかけてゆっくりかき混ぜながらルーをまんべんなく溶かすだけ。
おいしくなる
ほかにもありがたいことがります。
肉じゃがや手羽元の煮込みなどを作ると、ほかの鍋で作ったときより肉がパサパサぜずに柔らかく仕上がり、同じに肉なのにワンランク上のお肉のよう。
さらに味がよーくしみこんでるんです。
よーしゅんでる!
「煮物の味が染み込むのは冷める時」とはよく聞きますが、これはソレー効果という現象によるもの。塩分などの味成分は温度が低い方から高い方へ拡散するので、先に冷めた煮汁がまだ温度の高い具材の中心に染み込んでいくというわけです。具材の温度が高いほど味を吸収するので、高温を長時間キープできる保温調理なら、放っておくだけで具材の中心まで味が浸透してとても美味しくなります。
また、加熱によって水分が抜けてパサついてしまう肉も、適温で調理できるのでしっとり柔らかな食感に仕上がります。
参考 タオル1枚でエコクッキング! 温かい煮込み料理は『保温調理』がおすすめ<レシピ付> | Ecoワンダーワールド
真空保温調理鍋ほどではないかもしれませんが、うちにあるものでこれだけできれば十分だと思います。
古いバスタオルが眠っていたら、たたき起こして使ってみてくださいね