電車が見たい!!
小さい頃、息子は電車が大好きで、自転車で10分くらいのところにある開かずの踏み切りまでわざわざ出かけていました。
今はもうなくなってしまった開かずの踏み切り。
大人にとっては厄介以外の何物でもないものでしたが、目の前を次々に通り過ぎる電車に子どもは大喜びでした。
でも今はガマン、ガマン。
そんな電車好きのお子さんや大人のみなさん、この絵本で電車に乗って出かける気分を味わってみてください。
『いろんなでんしゃ はっしゃしまーす』
岡本雄司 作 アリス館
この絵本には、江ノ電や京浜東北線、京急線、西武線、成田エクスプレスなどなど、いろんな電車がたくさん出てきます。
電車に乗るのが大好きなぼくは、お父さんやおかあさん、友だちといろんなでんしゃで出かけます。新幹線でおばあちゃんの家にもいきますよ。
こんなにいろんな電車に乗れていいなぁ、って思っちゃう子もいるかもしれません。
私の好きな江ノ電305のイラストが4ページにわたって描かれており思わず買わせていただきました。特に鎌高前を上空から見た構図がとても気に入りました。(50代・男性)アリス館HP読者の声から引用
「構図」って!
電車好きの方にはたまらないんでしょうね。
スッキリとした線で車体の細かいところまで描かれ、汚れやサビまでもリアルに表現されていて、本物そっくりな電車。
でも、どこかやさしい感じがするのは木版画のあじわいなのでしょうか。
電車にそれほど興味のない大人ですが、見入ってしまうんですよね。
『でんしゃにのったよ』
岡本雄司 作 福音館書店
こちらは、「いろんなでんしゃはっしゃしまーす」の作者、岡本雄司さんの絵本デビュー作。男の子がお母さんといっしょに、小さな町から大きな町へ電車をのりついで出かけていくおはなし。
その電車も、駅の様子も、とても身近に感じて、あ、これ知ってる!と思わず声がでちゃいます。
最初はローカル電車ののどかな田園風景が、乗りかえるたびに建物がふえ都会に近づいている感じ、電車のスピードもだんだん上がってくる雰囲気がよく出ています。のどかな駅の構内もにぎやかに。
それにあわせて、男の子の気持ちがだんだん高揚していく感じも伝わってきます。
出てくる会話は素朴で、子どもの頃電車に乗ったときこんなだったよなぁ、って懐かしさもあふれてきます。
電車の顏のぬりえが無料配布中です!
『いろんなでんしゃ はっしゃしまーす』 は今年1月にアリス館から出版された絵本です。そのアリス館のホームページから18種類の電車のぬりえがダウンロードできますよ。
http://www.alicekan.com/books/post_198.html
ダウンロードすると、こんなふうなぬりえになっています。
素人には名前がついていないと、どれがどれだかさっぱりわからない💦
それにしても、電車っていろんな表情があるもんですね。
じーっと眺めていると楽しくなってきました。
こんな顏やら
こんなのや
こんな顏も
あれ、この顔、どこかで見たような…
この電車はこの色だよ、
なんて子どもの方がよく知っているかもしれませんね。
絵本と同じ絵に自分で色が付けられる、ってちょっとうれしくないですか。
おうち遊びのお仲間に、いかがでしょう?
ただし、くれぐれも私的使用の範囲内でご使用くださいね。