子供の頃から朝食はパンでした、が、5年ほど前からおからのパンケーキに切り替えたHANAです。
かゆかゆでガッサガサのアトピー肌が改善されてきたのが、切り替えた理由。
【おからレシピ】砂糖と小麦粉を使わないチョコバナナケーキ~最新版~ - HANAのおと
でも、だからと言って、もうパンを食べたくない、なんてことはなく、無性に食べたくなる時があります。
何せ、子どもの時からパン育ちな身、パン歴の方がずーっと長いのでね。
あ~、パン食べたい!! どうしても食べたい!!
そんな日が月に1度や2度や3度や4度くらいはあります。
そんなときはどうする?
はい、思い切って食べます。
そして今日はその
どうしても!!
の日でした。
パンと共にある至福のひととき。
心もお腹も満たされました。
パン屋さんなのに何でアンデルセン?
ところで、アンデルセンというパン屋さんをご存知ですか?
アンデルセンのパン、おいしいです。
アンデルセンのグループ会社、リトルマーメイドというお店が近所にあるので、そちらをよく利用します。
そのパン屋さんのアンデルセンについて、ずっと不思議に思っていたことがありました。
それは、お店の名前。
アンデルセン、とか、リトルマーメイド、とか、どうしてこんな名前なの?って。
実は、私はアンデルセンの『人魚姫』の話(注:アリエルじゃない方です)が大好きなのです。
「私は人魚姫の像を見にデンマークにいくのだ!」
と物心ついた時から母に宣言していました。
幼稚園の頃かな?
自分の好きなもの2つ、パンとアンデルセンの関係が気になり始め、頭の中でぐるぐる回り始めたのです。
そのつながりを調べてみたら、いろいろわかりました。
もちろん、単なる社長の思いつきじゃありませんでした。
デンマークのパンに衝撃をうけた高木さんの話
話は今から73年前、1948年にさかのぼります。
広島県広島市に、高木さんという方がいました。高木さんは、奥さんと二人の従業員の四人でパン屋さんを始めました。力を合わせて仕事に励んだ末、そのパン屋さんは次第に大きく成長を遂げます。
その後、1959年に高木さんは欧米視察に出かけました。その途中、デンマークを訪れたとき、デニッシュペストリーというパンに出会います。そのパンのあまりの美味しさに
ぜひ日本でもこのパンを広めたい
と思った高木さんは、帰国後、味の再現に取り組み始めました。
デンマークから技術者を招いたり、日本から技術者を派遣したりして試行錯誤の毎日が続きました。
そして3年の月日が流れ、1962年。
高木さんはついにあのデンマークで食べたデニッシュペストリーの再現に成功したのです。
完成したデニッシュペストリーは徐々に評判となりました。
そして高木さんは被爆建物だった旧帝国(三井)銀行広島支店を改築し、「広島アンデルセン」を開店、1967年のことでした。
お客さんが自分でパンを選んでレジで精算するセルフサービス方式を日本で初めて導入したのも、この「広島アンデルセン」でした。
「広島アンデルセン」から3年後、東京に「青山アンデルセン」がオープンしたのは1970年です。
そして、それを記念してアンデルセンのオリジナルペストリーを開発、その代表的なのが大きなチェリーを使った「ダークチェリー」でした。
そのあともフランチャイズ店の「リトルマーメイド」を展開し、さらに人気を集めるようになります。
その人気は国内にとどまらず、アメリカや香港など海外にも進出。
そして2008年はデンマークに出店を果たしました。
アンデルセンの店名は、作家アンデルセンが作品を通して人々の心に夢や希望を与えたように、自分たちはパンで食卓に幸せを届けたい、という思いからつけられたのです。
めでたし めでたし
タカキベーカリーも常連です
アンデルセンって、母体はタカキベーカリーだったんですね。
タカキベーカリーのイギリスパンをサンドイッチを作るときよく使います。
ふわふわしすぎなくて、ほんのり塩味、かめばかむほど美味しいのです。パンの耳のところが香ばしくて特に好き。
あと、ドライフルーツとナッツがはいったのもおいしいですよ。
自然な甘さです。ナッツの歯ごたえがあります。
フルーツとナッツがぎっしり入っているので1枚でも食べごたえ十分。
自然の恵みをいただいてるって感じがします。
タカキベーカリーのパンは、近所のスーパーで手に入るので重宝してます。
値引きタイムに行くとほとんど残ってないのが残念ですが。
まとめ
この記事のまとめです。
アンデルセンの店名の由来
タカキベーカリー創業者の高木俊介氏が訪問先のデンマークのパンに衝撃を受けたことがきっかけ。
デンマークの作家アンデルセンが世界中の人々にその作品で人々に夢や希望をあたえたように、パンで人々に幸せを届けたいという願いをこめた。
リトルマーメイドの店名の由来
人魚姫はアンデルセンの代表作。
リトルマーメイドもアンデルセンのパンの店として人々に愛される店になってほしい(HANAの推測)
その他
うちはタカキベーカリーさんに大変お世話になっていた事が判明
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参考
デンマーク文化読本: 日本との文化交流史から読み解く(長島要一・著)
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。