少し前のことになりますが、スーパーの野菜売り場でこんな名前の野菜を見つけました。
スティックセニョール
ご存知ですか?
アンパンマンのキャラクターに出てきそうな名前ですよね。
セニョールってスペイン語で成人男性のこと。
さて、いったいどんな野菜かというと…
こんな野菜です
スティックセニョールってどんな野菜?
スティックセニョールは、見たとおりの茎の長いブロッコリーです。
品種改良されてできた日本生まれの野菜です。
普通、私たちが食べているブロッコリーは、茎が短くて、花蕾がメインですよね。
この花蕾は、株から伸びた太い茎のてっぺんにできるのです。
スティックセニョールは、てっぺんの蕾ではなく(蕾は早めにとってしまって)その下から脇芽として出てくる茎とその花蕾を食用としています。
茎はアスパラガスのように長く、その先に菜の花みたいなつぼみができるのです。
別の名前もあるようです
このスティックセニョールは、実家のプランターでも育てていました。
母は「茎ブロッコリー」と呼んでおりました。
とても小さいのですが、セニョールのつぼみがでてきているのがわかるでしょうか?
収穫の時期に帰省できなかったので、残念ながら立派に育ったスティックセニョールの姿は撮れませんでした。
今はもう花が咲いています。
花を見るとアブラナですね。
スティックセニョールを食べました
ブロッコリーと同じようにゆでてみました。
塩を入れてゆでます。
時間は2分くらい。
茎が長くてそのままでは入りきらなかったので、半分に切りました。
ゆでると茎の緑が濃くなり、つぼみは黄色っぽくなりました。
味は?
おいしかったですよ。
茎はほんのり甘みがあってアスパラに似ています。
スジがないので、とても食べやすい。
つぼみはブロッコリーのツブツブした食感ではなくて、菜の花のようなやわらかさがあります。
苦みのない菜の花と言ったところでしょうか。
スティックセニョールは美味しいだけじゃなくて、調理も楽です。
茎は、アスパラのようにハカマや外皮をそぎ落としたりしなくてもいい。
つぼみはブロッコリーのように、塊をナイフで分ける必要もなし。
洗ってゆでるだけで美味しくいただけます。
手間がかからないので、面倒くさがりの私にぴったりの野菜です。
アスパラのように豚肉で巻いたり、ほかの野菜といためたり、いろんな料理に使えます。
お弁当にも入れてみました。
緑と黄色がいっぺんにそろいますよ!
セニョールは日本生まれでアメリカ育ち?
スティックセニョールはアブラナ科の野菜で、地中海原産のブロッコリーと中国産の芥藍(かいらん)という野菜を品種改良してできた「日本生まれ」の品種。
生まれた当初は「ブロッコリーニ」という名前がつけられていたのですが、国内ではあまり売れなかったようです。
それが、アメリカに輸出したところ大人気!
それなら日本でもう一度、ということになり、日本に逆輸入されて、スティックセニョールという商品名で売り出したら、人気が出たんだそうです。
どこかで聞いたことある話だね~
おいしかったらいいんじゃないの?
なんて思うのですが
それは趣味の園芸のハナシ。
見た目、味、そしてネーミング
どれもみんな大切なんですね。
日本で生まれてアメリカに渡り、そして帰国したスティックセニョール。
来年はウチのプランターでも作ってみようかな~
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