おまじない、と言えばまっ先に思い浮かぶのが
ちちんぷいぷい、いたいのいたいの飛んで行けー
です。
子どもが小さいとき、転んですりむいたときはまずこれ。
ちちんぷいぷい、いたいのいたいの飛んで行け~
ほーら、もう痛くない、でしょ!
でも
まだイタ~イ💦
……
ちちんぷいぷい
はあんまり効果がありませんでしたが、我が家には私の祖母の代から伝わる、あるおまじないがあります。
急須をなでると何が出る?
そのおまじないを初めて子どもの前でやって見せたとき、
すごい!!すこい!!
と、とっても興奮していました。
次女に至っては、つい最近までそのおまじないの力を信じていたらしいです。(^_^;)
それは一体どんなおまじないかと言うと
急須をなでるおまじないです。
ランプをこすると魔法使いが出てきたり、
くしゃみをすると壺の中から大魔王が現れたり、
あくびをしたらタンバリンを持ったかわいい魔法使いが飛び出したり
することがある(?)ようですが、お茶を入れる急須をなでると、さて、何が出てくるのでしょう?
こたえは、お茶です。
なーんだ、あたりまえじゃないか
まあ、そうなんですが、正確に言うと、もうお茶が1滴も出なくなった急須から再びお茶が出てくるのです。
やっぱり
なーんだ、そんなことか
と思ったあなた、
一度やってみてください。
これを子どもの目の前でやると、目をパチクリ!
わぁ!! お母さんってすごい!!
という目で見られますよ(笑)
コツは、ゆーっくりやること。
やり方は……
まず、急須に入っているお茶を注ぎきって下さい。
もうこれ以上、お茶は出てきません、というところまで。
次に片方の手で急須をまっすぐに持ちなおします。
もう一方の手をてのひらを上に向けて広げ、その上に急須をのせて、急須の底を円を描くようにまるーく、まるーく、てのひらでぐるりとなでます。
1回
2回
3回
出てこい、
出てこい、
出てこい、
と心の中で唱えます。
3回なでたら、もう一度急須を傾けてみてください。
あら不思議!
なくなったはずのお茶が
チョロチョロチョロ~
って出てきます(笑)
子どもたちは、もう出ないはずのお茶が出てくるから、不思議で不思議でたまらなかったらしいです。
娘は麦茶パックで入れたお茶のヤカンの底もなでていました。
ヤカンでも効くかって?
スズメの涙ほど
ポチョン、ポチョン、ポチョン
と3滴ほど。
それでも
ヤッタ!
と喜んでいました。
ないはずのものが出てくる不思議な体験は、子どもの心に強烈な印象を刻みつけたようです。
祖母から母へ、母から自分へ、自分から子どもたちへ伝わるおまじない。
みんな子どもの頃にやってたのかな、って想像すると楽しくなります。
最近は急須でお茶を飲むことがめっきり少なくなってしまいましたが、たまには急須で入れたお茶で一服、もいいですね!