HANAのおと

50代主婦hanaの雑記帳。おもしろい、役に立つ、覚えておきたいことをあれこれと書いています

【おすすめ本】ねむくなったらおやすみなさい、枕元に置きたい5冊(冬編)

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1月も半ばを過ぎて、寒さも厳しくなってきました。
そんな夜は、早くお布団に入って、ぬくぬくとあったまりながらおやすみしましょう。
おやすみのお伴に、こんな本はいかがですか?

 

 

『眠れる美しい生き物』 動物たちの寝顔を眺めているだけで、ウトウト…ねむーくなってくる

 

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 関口雄祐 著 (株式会社エクスナレッジ)

 表紙のシロクマ(ホッキョクグマ)に一目惚れしました。
よく、まあ、こんなにぐっすり!
でも、ふだんは昼間に眠ることのない彼が、こんなに眠りこけてしまったのにはわけがあるようです。

ホッキョクグマは本来、夜に眠る。日がのぼるまで体を丸めて眠るのだ。日中の仕事は狩りだが、獲物のアザラシが氷の上に上がってくるのをじっと待たなければならない。現在、北極の氷が溶けることで狩場が減っており、ホッキョクグマたちは空腹によって余計狩りに集中できず、疲労がたまった状態が続いている。この写真のホッキョクグマも実はとても疲れているのかもしれない(7ページより)

 ホッキョクグマをはじめ、アライグマやパンダなどクマの仲間、インコやペンギンなど陸地で眠る鳥、フラミンゴやハクチョウなどの水辺で眠る鳥、イノシシやカバなどウシの仲間、オオカミやタヌキなどイヌの仲間、トラやライオンなどネコの仲間、そのほかリスやハムスターなど小動物からゾウやマッコウクジラなど大型の哺乳類、タコやカニ、カエルにヘビ などなど様々な動物の寝顔が収められています。

理由はどうであれ、生き物の寝顔はどれもダラ~ンと力が抜けていて、可愛く、動物好きにはたまらない!見ているだけで癒されます。こちらも眠くなってきます。

でも、これはタダの写真集ではありません。
それぞれの動物の生態や大きさ、生息地や食性に加えて、その個体の睡眠時間を知ることができます。飼育されているものは野生種より睡眠時間が長かったり、脳の半分だけ使って眠る半球睡眠のおかげで、飛びながら眠ったり、泳ぎながら眠ることができる生き物もいる、ということも知りました。

著者の関口氏は動物行動学、睡眠科学の専門家。イルカのねむりの研究を中心に、人の睡眠習慣の研究も行っています。

 

 

『みんなでぬくぬく』 あったかくてふわふわ感が心地いい 

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エルザ・ドヴェルノア/文 
ミシェル・ゲー/絵 
すえまつひみこ/訳
童話館出版

 

はりねずみのトゲトゲとりすのクルミワリは、ふたりともストーブが壊れて寒くて眠れません。ふたりで体をよせあってねむればあったかい!とやってみたけど、トゲトゲのハリが痛くてダメ。
そこで、ふたりはフワフワさんの家に行きました。

フワフワさんのおかげでみんなあったか、ぐっすりねむることができました。

絵のタッチがやさしく、眠りこけている三人がほんとうに気持ちよさそう!

あったかいお布団のなかで、フワフワさんのぬくもりを感じながらやさしい夢が見れそうなかわいい絵本です。


 

『トムテ』 雪国の静かな森 人々をまもってくれている小人のおはなし

 

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リードベリ/作 
ウィーベリ/絵 
やまのうちきよこ/訳
偕成社

北欧の人々に親しまれてきた小人のトムテのお話です。
トムテとはスウェーデンの農家や仕事場などに住んでいる小人のこと。小さくて人が来るとかくれてしまうのでなかなか見ることはできないけれど、何百年もずっと生きていて、その家の人たちを守ってくれるのだそうです。

白いひげと赤い帽子がお似合いの小さな小人。
トムテは夜になると見回りに出かけます。
食料小屋、牛小屋の牛、馬小屋の馬、羊小ヒツジのヒツジ、鳥小屋のにわとり、犬小屋の犬、母屋の主人夫婦、そして子供部屋の子どもたち。
みんな静かに寝静まった夜、トムテだけが起きて見守ってくれています。
しずかな雪の夜のお話です。

 

 

『おやすみなさいのほん』 ママやパパも子どもの頃に読んでもらったかもね

 

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 マーガレット・ワイズ・ブラウン/文
ジャン・シャロー/絵
いしいももこ/訳
福音館書店

 

夜になって暗くなると生き物たちはお休みの時間です。
鳥、魚、ヒツジ、ライオン、さる、ウサギにカンガルー

船や自動車、飛行機までも。
この本の中では、みんなねむたくなって、ねむっています。
ねむたいりすたち、
ねむたいうさぎたち、

そして、ねむたいこどもたち。
読んでいるわたしも、ねむたいねむたい

聞いているあなたも、ねむたいねむたい

 

 

夜って、本当はこうしてみんなが静かに休む時間なんですよね。

 

番外編 『つきよのかいじゅう』 なんじゃこりゃ? わが家では大ウケ、眠気がさめちゃったらごめんなさい

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長新太/作
佼成出版社 

山の奥の湖のほとりに一人のカメラマンがある写真を狙っています。
それは、みずうみにすむかいじゅう。
そして、月夜の晩に、ついにそのかいじゅうが姿を見せたのです!
はたして、どんなかいじゅうがあらわれたのか!?

 

これはもう、長新太氏の世界にどっぷり浸って楽しむか、なんじゃこれ?とわからないままおわってしまうか、好き嫌いがはっきりとわかれるかもしれません。

因みに、わが家の子どもたちは、大好きで(母の影響か!?)、かなり大きくなった今でも無意識に声を出して笑いながら見ています。

 

 

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