HANAのおと

50代主婦hanaの雑記帳。おもしろい、役に立つ、覚えておきたいことをあれこれと書いています

【部活動】これがダンスコンテストというものか!母さんが見たダンス部の大会

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高校生の娘は、高校の部活動でダンス部に入っています。
実のところ、彼女の兄も姉も(おまけに母も)みんな体育会系運動部(サッカーやテニスやバスケット)だったので、パフォーマンスで競い合うダンス部に入りたいと言い出したときは、全く未知の世界に足を踏み入れてもよいものかと、一瞬ひるみました。ダンス部って特殊なイメージがあったので、
運動部とはちょっと違うんじゃない?
と勝手に境界線を引いていた部分がありました。

 しかし、2週間の体験入部をクリアして、どうしても挑戦したいという娘。それなら
「初心者でも(娘は中学では吹奏楽部)全国大会に出場するぞ!ってくらいの気持ちでやるんなら、応援する」と入部届けに保護者印を押しました。
そして、先日、その娘が出場するダンスの大会があったので応援に行ってきました。
今日はそのダンスコンテストについて書いていきます。

 

 

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高校生ダンスコンテストってどんな大会?


 

会場は?

今回の大会は

「高校生ダンスコンテスト DANCE IN MOTION 2020」。娘たちのチームにとっては、今年度、3戦目の大会です。
日本工学院専門学校が主催で、会場も同校内にあるホールでした。
広さは講演会などが行われる中ホールくらい(550名収容だそうです)で、ステージが近かった。
前のステージを見下ろすように座席が階段状に並んでいるので、ステージで前後に並んでも後ろの人の動きまで見えるようになっていました。
なんで専門学校が主催なのか?というと、この学校にはダンスパフォーマンス科があるから。
会場に入る時に配られた資料一式の中には、ミュージックカレッジ科の発表会のお知らせとか、ほかの学科や卒業展のお知らせがいろいろ入ってました。
そして、審査員のお1人は、ミュージックカレッジ科の講師もされている方でした。

なるほど、そういうことね。

誰でも見に行けるのでしょうか?

ダンスの大会は、今回に限らず入場券が必要です。
チケットがないと会場には入れません。
因みにチケット料金は、今回は500円でした。

子どもの応援に行くのに、お金払うの?

その通りなのです。
会場代とか音響やライトなど設備費用、審査員、司会者、その他スタッフにいろいろ諸経費がかかるんでしょう。
野球も(神宮球場)もサッカーも(国立競技場)やはり入場料はかかりますから、こればっかりりは仕方ないです。

でも、大会近くになって
都合がついたから、〇〇高校の体育館に応援に行ってくる!
と気軽に駆けつけるわけにはいかないところが、ちょっと残念です。

さらに、人気のある大会の場合は、チケットが発売と同時に即完売になることもあって、保護者なのにチケットが手に入らないということもありました。
ダンス部の保護者歴の浅い私などは、
保護者なのになんで応援に行けないのよ!💢
と思ったりしたのですが、
ダンスってそういうもんらしいよ、
と長女になだめられました。

 

さて、時間通りに入場です。
チケット代わりのリストバンドを手首に巻き、入口のスタッフに見せて中に入りました。

 

参加校はどれくらい?

今回は2日間で100チームがエントリーしていました。
ダンスの人気のほどがうかがえます。
参加校のリストを見ると、千葉、埼玉、東京、神奈川など。
(県大会とかじゃないんだ、遠くからくるチームは大変!ご苦労さまです)
1チームの人数は5名以上。上限に決まりはないようでした。
観客席から見ていると、人数の少ないチームは個々の技量がはっきりわかるし、多いチームは一人でも並び方がずれていたり、動きが不揃いだとすぐわかるので、人数の多少でどちらが有利とかはあまり関係ないのかな?と素人の私は思いました。
どうなんでしょうか?

その100チームですが、さすがに1日で審査は無理。
初日の午後の部と夕方の部、2日目の午前、午後、夕方の部、併せて5部構成で2日間にわたって行われました。
審査員の先生、長い時間お疲れさまでした。

 

 

観客席はどんな感じ?

 

会場の座席はすべて自由席でしたので、開場前から長い列ができていました。
並んでいる列の顔ぶれを見ると、私のような保護者もいましたが、高校生や大学生くらいの若者が多かったです。男女でいうと、女子が多め。
いかにもダンスやってます!
っていう派手な感じの子がたくさん来るのかと思っていましたが、制服姿の高校生や部活の先輩みたいな感じのお姉さんが多かったです。

チームによっては、ステージに出てくると
「〇〇ファイトー!」(ファイトではなかったかもしれません…)
と会場に響き渡るくらい大きな声がかかるところもありました(多分強豪校)。
そうした掛け声は、スポーツ競技の応援みたいで、親近感を覚えました。

応援席について注意点があるとすれば、完全入れ替え制だったということ。
5部構成の場合、初日の午後の部に出るチームのサポーターはその部が終われば退場となります。初日の午後のチケットでその日の夕方の部や2日目の入場はできません。

一部が終ると、全員が退場するようアナウンスがあります。
次の部も見たいなぁ、と思ったのですがチケットがないからダメでした。
 

1チームの持ち時間は何分?

 

いざ、コンテストが始まると、司会者の慣れた進行で、つぎからつぎへとチームの発表が続きます。

1チームの持ち時間は5分です。

 

入場 → 演技 → 審査員の講評を聞く → 退場

このながれのくり返しです。
ステージ上で実際に踊っている時間は2分半。
あとは移動と審査の時間という流れです。
審査員の講評も的確にポイントを押さえ、きちんと時間内におさまっていて、感心ました。

 

撮影してもいいの?

大会によって違いますが、今回は、自校チームの演技の時に限りOKでした。

 

どんな審査なの?

審査員は二人でした。
プロのダンサーで振り付けやダンスの講師などもされている方々で、ARISAさんとYU-KIさんです(知る人ぞ知る、な方々だと思いますが、私はお初にお目にかかりました)。

各チームそれぞれの演技が終わると、審査員からの講評をもらえる時間がありました。
自分たちの演技がどうだったか、プロの目で見てコメントをもらえる点がいいな、と思いました。
ダンスの基礎をしっかり練習した方がいい、移動後の立ち位置を各自がきちんと確認した方がいい、その曲のイメージやその場面でのイメージを統一した方がいい、ステップのはなし(詳しいことはわかりません💦)、音(曲)のイメージと動きがあっているか、体の動きを生かした衣装のデザインになっているか、などなど、いろいろな方面からのアドバイスがでました。

素人の私にとっては、
なるほど! 審査するときはそういうところを見てるのか。
と、とても勉強になりました。

この大会は予選大会でした。
100チームから本戦に進めるのは3分の1です。

審査員二人で100チームの審査をするってたいへんだなぁと思いました。

 

そして

審査結果の発表は、翌日にネットで発表されました。

 

審査の結果はいかに?

 

大会の翌日に、ネットで予選結果が発表されました。
予選通過チームの名前が一覧表になって出ていました。

その中に娘のチームの名前は…

 

エッ?!

 

あった!あった!ありました~!

 

なんと、びっくり!まさかの予選通過でした。
あまりの驚きに、
おめでとう!!
と娘にLINEを送ったら、
え~見ちゃったのぉ!私の口から報告したかったのに!!
とブーイング。


ごめん、ごめん。
予選通過してなかったら知らん顔してるつもりだったんだけど、ついつい、うれしくなっちゃって…m(__)m

娘の高校が、この大会で予選通過したのは3年ぶりのことだそうです。
学校で発表を自分たちの目で確認した後、みんなで号泣したんだとか。
実は、大会の直前、ギリギリまでいろいろ大変だったみたいなので、なおさらうれしかったようです。
本戦は3月。それまでに、もうちょっと体重も、絞ろうかね!

 

素人なりの感想


楽しかった~!

それ以外の感想をひとことでいうと、
ダンスの評価は難しい。
です。

素人が見ると、ある程度のレベルを身につけたチームは、
みんな上手!みんなすごい!ステキ!かっこいい!
となります。
その中で、予選を通過できるチームというのは、
もう一度あのチームを見たい!
と思われる演技ができたかどうか、じゃないかな。
ただ、音楽や表現方法、衣装デザインの基準って、観る人それぞれに違ってくるんじゃないかと思うんです。
いっしょに応援に行った長女と私では印象が同じチームもあったけれど、違うチームもありました。私がいいなと思っても長女はイマイチだと評価していたり。

ほかのスポーツ競技のように、点数で勝負がついたり、記録で順位がわかる、というものではないし、体操のようにこの技ができたら高得点がもらえる、ここを失敗すると減点されるといった基準もわかりません。

さらに、ヒップホップとかロックとかガールスとかいろいろなジャンル(スタイル)があるのに、すべてが一つの同じステージで競い合い、審査される。
基本の動き、ダンスのスタイル、音楽との調和、衣装や動きの芸術性、表現力などいろんなことを総合的に審査して1番を決めるなんて、至難の業だなあと思います。

本来、ダンスって踊る人観る人もみんなが楽しめるものなはず、なのに、観る人を楽しませるために競い合うなんて、矛盾しているような気もします。そこらへんが、体育会系運動部、「勝ってなんぼ」の世界しか経験のない私には難しいです。

でも、今回のダンスコンテスト、とても楽しかったことに変わりはありません。
一生懸命に何かに打ち込む姿に、私も頑張らねば!と元気をもらいました。
予選通過というおまけもついて、うれしかった!
何よりの体験でした。


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