20代で一人暮らしをしている職場の同僚がいます。
ほぼ、息子と同世代なので、つい、
ちゃんとご飯食べてる? 野菜食べてる?
なんて言ってしまうんですが、
野菜は好きで、よく食べてはいるんだけど、ひとりだから使いきれなくて余ってしまうのが悩みのタネだとか。
そこで、野菜が余ったら、冷凍できるよ、
って話をしました。
特に、今の時期ならトマトの冷凍はいいよ~!
冷凍トマトに太鼓判を押しました。
すると、
ええ!? トマトは冷凍しても大丈夫なんですか?
驚きのリアクションが返ってきました。
トマトは冷凍できる野菜です
ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、同僚のように、まだご存知でない方もいらっしゃるかもしれませんので、声を大にして言わせてもらいます。
トマトは冷凍できる野菜です!!
トマトを冷凍すると、使い勝手もよくなって、いろんなアレンジができるし便利、
絶対おすすめ、後悔させないよ!
冷凍トマトの作り方
トマトをさっと水洗いする。
ビニール袋に入れる、または、ラップで包む
冷凍庫に入れる
以上です。
冷凍トマトのトリセツ
皮むき
冷凍庫から取り出したトマトの先(ヘタと反対側)に包丁で軽く十文字に切れ目を入れ、ボールにためた水の中につける、または水道水を全体にかける。
1分経もたつかたたないうちに、皮の切れ目からするするすると皮が丸まって、全体につるんと皮がむけます。
これがめちゃめちゃ気持ちいい!
切り方
冷凍トマトを切るときは、冷凍庫から出して水をかけ、1,2分置きます。
包丁の刃先を中央に突き立てるように入れて、手前に下ろし、半分に切ります。(ここだけ慎重に)
そのあとは、平らな面を下にして、好みの大きさに切ります。
トマトは水分が多いから凍ったらカチンコチンで切るの大変そう!
って思うかもしれませんが、実はとても切りやすいです。
冷凍庫から出して、3分もたてば、サクッサクッと簡単に包丁で切れるんです。
硬めのシャーベットを切ってる感じ。
サクッ サクッ
シャクシャクシャク
とにかくこの切り心地がとてもいいので、ずーっと切っていたい気分です。
使い方
スープにするときは、水に鶏がらスープの素を入れ沸騰させた中に、丸ごとトマトをいれます。皮もヘタもついたままで構いません。
トマトの表面はすぐにとけるので、勝手に皮がむけてきます。
皮がむけてきたら取り除き、さらに解凍されるとヘタの青くて硬い部分だけを、最小限の大きさで取り除くことができるようになります。皮とヘタが取れたら、お玉で実をつぶし(皮をむいているので、お箸やお玉で簡単につぶれます)、ほかの具材といっしょにどうぞ。
炒めるときは、輪切りや粗みじんに切って使います。これも普通のトマトと同じように扱います。
煮るときも同様、生のトマトと同じように使えます。
トマトは、冷凍しても生と同じように使え、味も変わらない、うまみは増す、というありがたい食材なんです。
冷凍トマトの魅力
サクサクした切れ味
冷凍トマトに包丁を入れたときの感触が、サクサクでとても気持ちいいです。
水分が多いので、硬くて包丁の刃が入らないんじゃないか?
って思う方もあるかもしれませんが、そんなことはありません。
冷凍庫から出して直後は確かに硬いですが、ほんの3分も置いておけば包丁で楽に切れるようになります。
この切れ味、一度体験したら、ヤミツキです。
果汁もタネも使えて無駄が出ない
サクサク切れる冷凍トマトですが、切った後、すぐに溶けてしまうわけではありません。
しばらくシャーベット状態が続いています。
生のトマトなら、切り口から果汁が流れ出たり、種の周りのつるん!としたところ、透明のゼリー状のところ(そこが好きなんです!私)。そこが、種といっしょに外れてしまうことがあります。
トマトを切った後のまな板には、(ジューシーなものほど)どうしても果汁やタネがちょっと残ってしまう。
でも、冷凍状態だと、全部まるごと、果汁も種も無駄にならないんです。
果汁がまな板の上に残ることもなく、トマトのおいしさを無駄なく使えます。
作るのも使うのも簡単
作るときは、袋に入れて冷凍庫に放り込む。
使うときは水をかける。
切ったりほぐしたりゆでたりする必要もないので、本当にお手軽です。
生でも冷凍でも、煮ても焼いても、トマトはおいしい!
私が今まで食べた中で最高においしかったトマトは、
子どものころ、夏休みに遊びに行った田舎の畑で食べた、もぎたてのやつ。
甘さとうまみがたっぷりで、みずみずしくて。
水を飲む代わりにバクバク食てました。
そのころから、トマトが大好きでした。
生で食べるのが最高においしいトマトですが、トマト好きの私には、どんな形になってもトマトはおいしい!
そんな母から生まれたのに、娘は、トマトが大の苦手でした。
でした、という過去形を使っているということは…
今は違います。
生は食べられるようになったけどまだ好き、とは言えません、でも、火を通したトマトは大好き。
炒めたり、煮こんだトマトは特にお気に入りです。
ようやく、美味しさが分かるようになって、母はうれしいよ
それでは皆様、おいしいトマトをたくさん食べて、蒸し暑い梅雨を乗り越え、暑い夏に負けず、元気で頑張りましょう!