9月も半ばを過ぎ、さつまいもが美味しい季節になりました。
子どもたちが小さい頃は、秋の芋堀遠足が楽しみでした。
意気揚々と重そうな袋を抱えて
ただいま~
と笑顔で帰ってくる子どもたち。
もちろん泥まみれ。
どうだ!
と差し出された袋をのぞいて
うわーすごいね~、いっぱい穫れたね~
というと、
エッヘン! ヨは満足じゃ!
といわんばかりの満面の笑み。
そんな彼らも今ではそれぞれが自分の道を歩きはじめています。
ところで、さつまいもを使った料理には、和洋中そしてスイーツまでいろいろありますね。
焼き芋や天ぷら、大学芋にさつまいもご飯もいいし、渋いところでは干し芋、ちょっと炙って食べるとさらにおいしいです。じゃがいものかわりにカレーに入れると、これまたおいしいです。お味噌汁やシチューにも使います。スイートポテトに芋ようかん、最近は、芋けんぴが流行っているそうですが、私は昔からずーっと好きです。
さて、そんな数ある料理の中から、家庭で手軽にできておいしい「さつまいものきんぴら」を紹介します。
簡単レシピ・さつまいものきんぴら
材料
さつまいも 1本
しょうゆ 小さじ1
みりん 小さじ1
ごま油 適宜(大さじ1)
いりごま お好みで
作り方
1 さつまいもを5ミリ幅くらいの千切りにして、水にさらす
2 フライパンにごま油を熱し、中火でさつまいもを炒める
3 さつまいもが少ししんなりしてきたら、しょうゆとみりんを加える
4 大きく返しながら炒め、味が全体に絡まったらゴマを加えて火を止める
できあがり
味付けはしょうゆとみりんが1:1の割合。
芋の分量によって加減してください。
目の前にあると、ついつい手が伸びる、甘じょっぱさがあとを引く一皿です。
さつまいも豆知識
さつまいもの栄養価についての豆知識を少しだけ。
食物繊維
さつまいもには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のどちらも含まれています。食物繊維は、腸の動きを活発にして、健康的なお通じを叶えるための整腸作用が期待できます。食べ過ぎるとガスが出るのはご承知のとおりですね。
カリウム
カリウムは、体内でナトリウムとのバランスを取ることで、細胞内の浸透圧を正常に保ったり、血圧を調整するのに役立つと言われています。カリウムといっしょに余分なナトリウムや水分が排出されるのでむくみなどの解消につながります。
ビタミンC
さつまいもに含まれるビタミンCは、加熱調理をしてもビタミンCが失われにくいのです。ビタミンCは、皮ふの健康に大切なコラーゲンの生成に役立ち、美容によい栄養素とも言われているんです。
ビタミンE
さつまいもに含まれるビタミンEには、脂質の酸化を防ぐことで体を守る抗酸化作用があり、生活習慣病や老化が原因で起こる疾患を予防する効果が期待されています。
さつまいもを食べることで、ビタミンCとビタミンEの抗酸化作用の相乗効果が期待できます。
カルシウム
さつまいもに含まれるカルシウム量は、牛乳の3分の1相当と言われています。
私は10食品群チェッカーで毎日の食事をチェックしているのですが、カルシウムは不足気味なので、日々、カルシウムを取るように心がけています。骨粗しょう症予防のためにもカルシウムが摂取できるのはうれしいですね。
【毎日の食事】10種類の食品をチェックしてる?元気な毎日のための食事を考える - HANAのおと
まとめ
さつまいものきんぴら、今回は中くらいのさつまいも1本で作りました。
直径20㎝のフライパンでちょうどよい分量。
一人じゃ食べきれない、という方は、冷凍保存もできます。ぜひお試しを!