昨日、滋賀の実家に帰省しました。
私も東京で暮らしはじめてはや２０余年。
いつも年末の帰省は、全員そろってとはいかなくても、誰かしら家族を連れて帰っていましたが、子どもたちの成長とともに、それぞれの事情が多発します。仕事やバイト、部活、友人関係などもろもろ。
あっちに合わせればこっちが合わず、こっちを取ればあっちを逃す、さて、どうする？
そんなわけで、今回は、実に四半世紀ぶりに私ひとりでの帰省となりました。
スケジュールの合わない子どもたちを夫に預けて、
いや実際は、
子どもたちに夫を預けて、出発しました。
東京駅は３５分遅れの出発
お昼過ぎの時点で、東京駅発の新幹線は名古屋から先の雪の影響で遅れが出ていました。
ただ、東京駅のホームはそれほど混雑しているというわけでもなかった印象です。
私は京都までの乗車なので、新大阪止まりでも博多行きでもどれでも乗れるのがすごくありがたいです。
多いときはのぞみ、ひかり合わせると１時間に１０本以上もあり、路線バスより全然多いんです。
そのため、めったに指定席を使ったことがありません。
今回も自由席、ホーム、１～３号車のあたりに直行し、待つこと２０分ですんなり乗車できました。
富士山、見えました
出発して約１時間ほど、新富士周辺で富士山が見えました。頂上付近に少しだけ雲がかかっていましたが、きれいに見えましたよ。
富士山が見え始めると、いつもスマホを窓に張り付けるようにして構えています。
連写で撮ると、中にはいいのも取れてることがありますが、たいていは電線や電柱が入っていたり、防音壁で台無しになっていたり。
そんな中で、これはまだいい方かなと思ってつぶやいてみました。
なかなかの傑作(笑)#てっぺん撮りました pic.twitter.com/xXk2EIYMc1
— HANA📒 (@HANA19892407) 2021年12月27日
いいねをありがとうございました！
と、ここまではお天気よかったのですが、だんだん曇り空になってきました。
そういえば、東京駅を出た時、
豊橋から先は雪のため速度を落として運行しています、
ってアナウンスがありました。
その言葉通り、空は灰色になり、遠くの山は雪雲がかかっているようで、寒々しい景色になってきました。
そして、ついに、線路の脇に白いものが見え始めました。
この後、名古屋を過ぎたあたりで再びアナウンスがありました。
雪のために速度を落として運行します
と。
そして、窓の外を見ると
あっという間に雪が降り積もっていて…
うっそぉ～
と叫びそうになりました。
雪国を通りました
トンネルを抜けてないけど
そこは雪国だった
いくら何でも、雪が多すぎる！！
もともと、関ケ原は雪が多く積もっていることはよくありましたが、ここまで積もっているのは初めて見ました。
新幹線の車内で、通路を挟んで反対側の窓では、
わぁ～！！ エルザみたい！！
と女の子が歓喜の声を上げていました。
列車が進むにつれて、灰色の空が少し明るくなってきたので、救われましたけど。
雪が積もっていても、青い空はうれしい！
屋根に積もる雪はこんなです
車の運転も慎重にお願いします。
これは何かよくわからない…
アナ雪少女に負けず劣らず、わたしも雪景色にワクワクして写真を撮っていたら、もう米原につきました。
米原駅に停車はしませんでしたが、超ノロノロ運転だったのでこんな写真も取れました。
ホームの下です。
水が出ているのが見えます。
今まで何十回と通っていたのに、こんなところから水が飛び出るなんて全く知りませんでした。
この水で雪をとかしているのでしょうか。
実は新幹線が走っているとき、窓の外から定期的に
ザザーッ、ザザーッ
という音が聞こえていたのです。それもこの水が車体にかかる音だったようです。
窓にへばりついて写真を撮っていたら、突然、思いっきり
バシャッ
と水が飛んできまして
ウワッ！
とびっくりして声が出そうになりました。
それで、
ああ、走行中もあんな風に雪を落としながら進んでいたのか、
と気づいたわけです。
さて、お天気は回復してきましたが、米原を過ぎてもしばらくは雪国でした。
下の写真、ゴマ粒のように見えるのはお墓です。相当埋まっていました。
彦根の積雪は７０センチを超えたと聞きました。
新幹線は動いていましたが、ローカル線は野洲から先は運休、そして道路も通行止めになったりして、関係各所の皆様は大変だったようです。
浮かれた自分を反省しました。
そんな雪もようやく彦根を過ぎたあたりから峠を越え
しばらくすると
さっきまでの景色が嘘のようでした
瀬田川を過ぎたら、もうすぐ京都です。
（瀬田川は琵琶湖から流れ出る唯一の川で、宇治川、淀川へとつながっていきます）
瀬田川は一瞬で通り過ぎるので、撮れてよかった～
そして、無事に京都につきました。
新幹線ではゆっくり座って帰れたので、困ったこともなく、楽チンの帰郷でした。
久しぶりの京都駅、相変わらずざわざわしていて人が多い、ローカル線のホームで関西弁を耳にすると、毎度のことですが肩の力が抜けました（笑）
終わりに
東京駅から京都までの車窓の一部をご紹介しました。
いつもなら
そんな写真ばっかり撮ってどうするの？
とあきれる同行者がいなかったこともあり、撮りすぎました。
ここでごく一部消化させていただきました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
後日談
昨日は大雪の被害にも合わず、無事に帰郷を果たせて何よりでした。
ところが、今日、平和堂（スーパー）に牛乳を買いに行ったら、売り場の棚がすっからかんでした。
売り場のお詫びの表示のとおり、
昨日の大雪の影響で、入荷予定商品が未入荷となっておりました。
牛乳のほかにも、何も置いていない棚があちらこちらにありました。
雪の被害は各所に出ていました。
一日も早い復旧を祈ります。
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