HANAのおと

50代主婦hanaの雑記帳。おもしろい、役に立つ、覚えておきたいことをあれこれと書いています

アイヌコタンと阿寒湖

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一夜明けて、ニュー阿寒ホテルシャングリラでの2日目の朝。

前日の曇り空から一転、早朝から快晴でした。

 

 

晴れた朝は天空スパからスタート

 

もう一度あの眺めを見たくて、早起きして朝から屋上スパに行ってきました。

スッキリ晴れた広い青空の下、濃紺の阿寒湖や雪をかぶる前の青々とした雄阿寒岳が見えました。

前日の夕景とはまた違った景色です。

広大な大自然を見ながらの温泉で、心も体も朝から絶好調です。

 

気持ちいいね~、

最高だね~、

と、何十回くりかえしたかな?

そして

連れてきてくれてありがとね~

これにつきます。ありがたいことです。

 

天空スパを満喫したあとは、朝ごはん。

1階のレストランでバイキング式の朝食をいただきました。

こちらのレストランも眺めが最高で、雄阿寒岳や阿寒湖がくっきり見えました。

 

 

阿寒ニューホテルからの眺め1

 

阿寒湖クルージングに出発するモーターボートや

 

阿寒ニューホテルからの眺め2

 

阿寒湖を一周する遊覧船も見えました。

 

阿寒湖の遊覧船

 

穏やかな湖面に残る白い波を見ながら、私たちはのんびり朝食です。

バイキングは和、洋、中、バラエティに富んだラインナップで、どれにしようか迷います。

三人三様のお皿を持ち寄って、みんなでつつきました。

 

 

クロッフルできたて

上の写真は迷った挙句、やっぱりゲットしてきたクロッフル。

焼く前のクロワッサンの生地が二つ折りのワッフルの焼き型の上にセットされていて、自分たちで焼いて作りました。

できたてホヤホヤのクロッフルは、サックサク

旅行に行くと、朝から食べすぎてしまうのは仕方ないですね。

 

アイヌコタンへ

 

朝食を済ませて部屋へ戻ったら荷物を持って、チェックアウト。

そして、アイヌコタンへ出発です。

ホテルから歩いて10分ほどで着きました。

アイヌコタンとは、アイヌの人々が暮らす村という意味です。

アイヌコタンには、アイヌの民芸品のお店や飲食店のほか、アイヌ民族の生活を知ることができる生活記念館やアートミュージアムなどもあります。

 

 

入り口のゲートには、翼を広げたフクロウと、閉じたフクロウがいました。

アイヌの人々に「コタンコロカムイ」(村を守る神)と崇められているフクロウです。

 

アイヌコタン入り口2

 

翼を広げたフクロウ

翼を閉じたフクロウ


フクロウたちに見守られてゲートをくぐると、道の両側に飲食店や民芸店が建ち並んでいます。

一軒一軒、それぞれが個性的な建物で、絵本に出てきそうな可愛さです。

 

オイナ民芸店

 

それぞれのお店には職人さんがいて、彼らが得意とするアイヌ伝統の彫刻や刺繍の作品は、迫力があるものもあれば、愛嬌たっぷりのもの、あるいは細工がとても繊細だったり、とさまざまです。

店の入り口付近には彫師の仕事場が設けられていて、タイミングが良ければ彫っているところを見学できます。

あるお店には、米粒ほどのちいさな木彫りのフクロウがたくさんいましたよ。

記念に、木彫りのピアスやフクロウのキーホルダー、アイヌの魔よけの模様の手ぬぐい、くまのTシャツなどを買いました。

 

下の写真は木彫りのフクロウのキーホルダーなんですが、フクロウのお腹の中に小さなフクロウが入っているんです。

見えますか?

フクロウのキーホルダー

 

フクロウのキーホルダー うしろ

 

それ、お腹の中に、フクロウがいるでしょ?
「福」が逃げていかないようにお腹の中にいれて守ってるんだよ

とお店の彫師の方が教えてくれました。

そう聞くと、子どもを守っているお母さんのようにも見えてきて、ますます愛着が湧いてきて、買っちゃいました。

手彫りのフクロウは、一つ一つの表情や形が微妙に違っていて、二つと同じものがないのも気に入りました。

それにしても、中の子どもをどうやって彫ったのか不思議です。

羽の穴から彫刻刀を入れて彫ったのかな?

 

 

さて、こちらは丸木舟という食堂です。

丸木舟

 

実は、昨夜の晩ごはんはこちらでいただきました。

 

丸木舟 野生丼

エゾシカ肉を使った「野生丼」です。

秘伝のたれで焼いたお肉は、まったく臭みはなく、程よい噛みごたえでジューシー。

かむたびに秘伝のたれと肉の味が口に広がりました。

緑の野菜は行者ニンニクです。

ネギの仲間で、ニンニクに似たにおい(かなり強い)がすることからこの名前がついたとか。

野生丼という名前のとおり、おなかいっぱいになるとモリモリ元気が湧いてきました。

夜、外の気温は10℃を少しこえるくらい(東京では20℃以上ありました)でしたが、あまり寒さを感じなかったのは野生丼のおかげかもしれません。

 

 

アイヌ文化伝統劇場オンネチセ

坂道を上っていくと最後にあるのがこの劇場「オンネチセ」です。

アイヌ伝統の舞踊や音楽に触れることができます。

(残念ながら、今回は時間がなくて寄れませんでした)

 

アイヌコタンからの帰り道、橋のたもとで小さなフクロウが見送ってくれました。

 

橋にもフクロウ

 

阿寒湖へ

アイヌコタンから10分ほど歩くと阿寒湖に出ます。

 

阿寒湖は湖の周辺全域が阿寒摩周国立公園に含まれる自然豊かな場所。

天然記念物のまりもはあまりにも有名ですね。

(お土産屋さんには、丸い深緑色をしたまりも羊羹が売っていました)

冬になると湖面が全面凍結して、ワカサギ釣りやスノーモービル、スケートもできるそうです。

天然のスケートリンク、気持ちいいだろうなあ~。

 

 

阿寒湖

 

阿寒湖から雄阿寒岳を望む

9月の半ばでしたが、湖面を渡る風は強くて、ひんやりと冷たかったです。

 

来るときは曇り空でしたが、帰りは晴天に恵まれました。

通ってきた道も、太陽の光が差すとまた別の景色に見えます。

 

途中、道の駅で休憩し、鹿肉バーガーを食べました。

すっかり鹿肉にハマりました。

美味しかった~!

 

 

草原1


広い空と広大な大地

 

トウモロコシ畑

 

トウモロコシ畑の向こうから、誰かが出てきそうな…(そんな映画がありましたね)

 

帰り道の眺め トウモロコシ畑

どれだけ見ていても飽きない景色。

 

私は周りを山に囲まれた盆地に育ったせいか、周囲に何もない、広々とした大地や空がとても好きです。

助手席から外を見て、ひろいな~、いいな~、気持ちいい~、と無意識に言葉を発する私に、隣でハンドルを握っている娘が

どこまで行ってもおんなじ景色だよ

とぽつり。

それがいいんじゃないの

と言い返すと

ふーん、まあ、喜んでくれたんならいいや。

 

旅で回るのと、腰を落ち着けて暮らすのとでは違うんだ、ということが身にしている娘です。

卒業まであと数か月、せっかく来たんだから有意義な時間をすごさなくちゃ。

母はもうすこし楽しませてもらいますから、よろしくね。

 

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