この春、メディカルハーブ検定を受験したHANAです。
メディカルハーブ検定と言われても、ピンとこない方が多いかもしれません。
でも、もしハーブに興味のある方がいらっしゃったら、挑戦してみるといいと思いますよ。
自分も、思い切って受験してよかったなぁ、と思っています。
この記事では、メディカルハーブ検定について次のような内容で紹介します。
メディカルハーブ検定とは
・どんな検定なのか
・合格に必要な知識、
・合格後の資格の取得
・私自身の体験談
よかったらお立ち寄りください。
メディカルハーブってなに?
本題に入る前に、メディカルハーブについて少し説明させてください。
いま、読んでくださっている方の中には、
ハーブは知ってるけど、メディカルハーブって何だ?
と思われる方もあるかもしれません。
メディカル、なんて言葉がつくと小難しく感じますが、そんなことはありません。
ハーブとメディカルハーブの違いについて、簡単に説明しますね。
ハーブというのは「薬草」「香草」ともいわれる香りのある植物の総称です。
それに対して、
メディカルハーブとは「薬用植物」そのものを意味する場合もあれば、健康維持のためにハーブに含まれる成分を利用する自然療法の一分野をさすこともあります。
メディカルハーブは健康維持の助けになる多種多様な成分を含んでいますが、その分量は医薬品と比べるととても少ないです。ですから、即効性は期待できません。ゆっくり穏やかに体に働きかける、そこが医薬品との違いです。とはいえ、副作用が全くないわけではありませんから、正しい知識をもとに使うことが必須です。
メディカルハーブにはいろんな使い方がある
メディカルハーブのもっともおなじみの使い方はハーブティーでしょうか。
ハーブティーは有効成分をお湯で抽出しているわけですが、水やお湯以外にも、油やアルコールを使う場合もあります。
そして化粧品や入浴剤、芳香剤など、いろいろな方面に活用できます。
水やお湯で成分を抽出すると…
ハーブティー、ハーバルバス、蒸気吸入、フェイシャルスチーム、芳香浴、湿布
油分で成分を抽出すると…
浸出油、軟膏
アルコールで成分を抽出すると…
チンキ
さらに、粉末にして使用することあります。
メディカルハーブ検定について
お待たせしました。
ここからはいよいよ、メディカルハーブ検定についてお話します。
メディカルハーブ検定はどんな検定か
メディカルハーブ検定は、ハーブについての正しい知識を身につけるための登竜門といわれれています。
生活の中で手に入りやすい15種類のハーブを題材に、メディカルハーブの使い方や安全性、有用性などハーブ楽しむために知っておきたい基礎知識を身につける検定です。
特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会が主催で、年に2回の実施です。
受験資格はなく、誰でも受けられます。
試験日
検定試験は年2回。
2021年の1回目は3月7日に終了しました。
2回目は9月26日~27日です。
試験はオンラインで選択方式。試験時間は70分、出題数は60問です。
以前は全国8箇所の試験会場で実施されていましたが、コロナの影響でオンライン受験に変更されました。
オンライン受験は開始時間の決まりはなく、実施時間中ならいつでも自分の都合がよい時から始めることができます。
受験料は一般6,600円(税込)、学割利用で4,620円(税込)
ネット申込みのほか郵便局からの払込もできます。
出題範囲は決まっています。
協会監修の「メディカルハーブ検定テキスト」の中からマークシート方式で60問出題されるるので、テキストを熟読、暗記すれば合格できると思います。
その他、詳しくはこちらからどうぞ。
どんな資格がとれるのか
メディカルハーブ検定の合格者はメディカルハーブコーディネーターという資格が取れます。これはメディカルハーブのプロフェッショナルの資格の第一段階。
有資格者は、ハーブやアロマショップティックサロンなどでメディカルハーブの活用法をアドバイスすることができます。
また、メディカルハーブコーディネーターの有資格者は、認定校で学んだ後、さらに上のハーバルセラピスト、その上のハーバルプラクティショナーやホリスティックハーバルプラクティショナーの資格を目指すことができます。
ただメディカルハーブコーディネーターの資格は、合格した時点ですぐにもらえるわけではなく、メディカルハーブ協会の会員になって所定のプログラムを終了することが必要です。(別途費用がかかります。)
私の合格体験
私がメディカルハーブ検定の受験を決めたのは、受験日の3週間前、申込の締切が受験日の2週間前なので、ギリギリでした。
2月25日に申し込み完了で受験日が3月7日。
半年後の受験を目指そうかとも思ったのですが、追い込まれて必死になるタイプなので、先送りにしても勉強に取り掛かるのは直前になるだろう、と判断。それなら、今すぐ申し込んじゃえ!と。
合格までにやったこと
ノート作り
テキストを参考に、出題される15種類のハーブについてのノートを作りました。
私はもともと書かないと覚られないのですが、それだけでは面白くないので、下手くそな絵を描いて、そこにいろいろ書き加えて。
時間がないと焦りつつ、絵を書いて色を塗るのは久しぶりで、楽しんでました。
問題をくり返し解く
問題を解く、間違える、間違えた問題をもう一度解く、また間違える、また解く…
その繰り返し、反復練習をやりました。
これが大変で、何度やってもおんなじところで間違えるんですよ。
あ、これ昨日間違えた問題だ、っていうことはわかるのに、答えが頭に入っていない。
昔はこんなじゃなかったんだけどなあ、
ぼやきつつ、裏紙に書きなぐる乱暴な暗記法。
試験問題の内容については紹介できませんが、試験範囲はハーブの名前、効能、利用法などのほか、歴史的背景も含まれていて、思った以上に広範囲でした。
選択形式なので、問題文を最後までよく読むことが大切で、正解はわかっているのに答え方を間違えて、まんまと引っかかることもありました。
でも、何回も解いていれば問題形式(出し方)に慣れてくるので、やはり繰り返しやってよかったです。
受験日にトラブル発生!!
こうしてあっという間に受験当日(3月7日)を迎えたわけですが、思わぬトラブルに見舞われました
これまでは試験会場で行われていた検定試験が、今回初めてのオンラインに変更されました。おそらく、主催者側も予測できなかったのでしょう。
アクセスが集中して、サーバーがダウン。
サイトにアクセスできなくなりました。
ツイッターを見たら、ログインできなくて困っているツイートが次から次へと出てきます。
しばらくして、
15時以降に復旧予定、本日0時まで受験可能です
という連絡が来ました。が、結局当日は受けられず、1週間の猶予が設けられました。
3/8~14の期間中に受験すればよいことになったのです。1週間先まで時間ができたので、私にとってはラッキー!そこで、
3月14日 受験
4月初旬 合格通知届く
という運びとなりました。
まとめ
・どんな検定なのか
生活の中で手に入りやすい15種類のハーブを題材に、メディカルハーブの使い方や安全性、有用性などハーブ楽しむために知っておきたい基礎知識を身につける検定
・合格に必要な知識
ハーブの名前、効能、利用法などに加えて、医学の歴史とメディカルハーブの関係といった歴史的背景も含まれていて範囲は予想以上に広い。
・合格後の資格の取得
メディカルハーブコーディネーター(条件付き)
・私自身の体験談
独学の 短期集中型で、合格できました。
さいごに
ちょっと受けてみよっかな~
くらいの軽い気持ちで受験できるのがこの検定のいいところかもしれません。
いざテキストを開くと思っていた以上に大変でしたが、合格できると達成感が得られ、嬉しいものです。
記憶力の低下にイライラしながらも、久しぶりに学ぶことの楽しさを実感できました。
短期間でしたが、真剣に取り組んだおかげでハーブに対する知識が増え、ハーブを身近に感じるようになりました。
本を読んだだけでは、そよ風のように通り過ぎていった知識も、検定を受けたことで今のところは定着してくれているようです。
メディカルハーブは医薬品ではないので、即効性はありません。
ゆっくりじわじわ効いてくるものなので。
でも、
毎朝、カップ一杯のローズヒップティー飲んでたら、いつのまにか肌が白くなってた!
そんな妄想を描くのも楽しいですよ。