滋賀県の近江八幡というところに、和菓子の老舗「たねや」があります。
私のイチオシは求肥の入ったあんをパリパリの皮ではさんで食べる手作り最中。
あんと皮が別々に包装されているので、皮がパリパリで、香ばしさがたまらないです。
その「たねや」の洋菓子部門として「CLUB HARIE(クラブハリエ)」が洋菓子の製造を始めたのは、1951年です。
今から30年ほど前、私が東京に出てきた当時、クラブハリエは地元ではよく知られる洋菓子店でしたが、まさか県外にこれほど知られるようになるとは思っていませんでした。
日本橋三越店で、クラブハリエのバームクーヘンを買うための長蛇の列を目撃した時は、正直、大変驚きました。
クラブハリエ、今では、近畿地方や首都圏の百貨店や東京駅、羽田空港にもお店があります。
あらためてその人気の程を知りました。
ところで、クラブハリエといえばバームクーヘンが美味しいことで知られていますが、旬の果物をふんだんに使ったフレッシュケーキも作っているんです。
ただ、フレッシュケーキは購入できる店舗が限られています。
先日、私が帰省した際、そのクラブハリエのフレッシュケーキが手に入る
「クラブハリエFruitBox」
に行ってきました。
クラブハリエFruitBoxは、JR草津駅(滋賀県です)のすぐそばにある近鉄百貨店の1階にあります。
クラブハリエFruit Box (HPより)
ショーケースの中は、フルーツがたっぷりのタルトやショートケーキ、シュークリームなどがずらり。
色とりどりのフルーツの輝きが、宝石みたいに美しかったです。
目移りしてなかなか決められない。
悩みに悩んだ末、モンブランとフルーツタルトを購入しました。
クラブハリエのモンブラン
こちらがクラブハリエのモンブラン。
頂には雪をまとっています。
こんんもりと高く盛られたマロンペーストは、周囲をぐるりと取囲み、上に何層にも重なっています。
ペーストの層があつい!
その味はまさに栗そのもの。
「口の中でとける栗」です。
栗の味が濃い
甘さがやさしい
だから、いくらでも食べられる!
マロンペーストの下にかくれているのは生クリームなんですが、
このクリームがまた非常に軽くて
栗のペーストと合わさると
お~い~し~
そして、さらにその下にある茶色い層ですが
一見、スポンジ生地に見えますが
実は、スポンジではないんです。
ナイフを入れるとサクサクしているので、
クッキーか?と思ったんです。
ところが口に入れたら
わ、とけた!!
口の中で溶けました。
メレンゲ
なんです。
マロンペーストと生クリーム、メレンゲが口の中でとろけて
しあわせ~
な気分になりました。
クラブハリエのフルーツタルト
こちらはフルーツタルトです。
グレープフルーツ、ブルーベリー、パイナップル、オレンジ、キウイ
そして、クリームの下にバナナ
ブルーベリーの横にちょこんとのった赤い実は何だったのかな?
フルーツとクリーム、そしてタルト生地のバランスが絶妙でした。
タルト生地とクリームの甘さがとても上品で、
ジューシーなフルーツのおいしさがまるごとぜーんぶ味わえる!
こちらもとても美味しかったです。
これまではクラブハリエといえばバームクーヘンしか知らなかった私ですが
今後、帰省したら、毎回一種類ずつよばれて(食して)いきたいなぁ
楽しみが、また一つ増えました。