実家で育てているアマリリスが咲きました。
このアマリリス、昨年に続き2度目の開花となります。
一時はもう枯れてしまったかも、と諦めていたところから復活し、見事な大輪の花をつけてくれました。
ウチのように、一度目はアマリリスポットで咲いたアマリリスは、翌年、そのままの状態では咲かないかもしれません。
でも、これから紹介する方法なら咲く可能性が高くなると思います。
- アマリリスがやってきた
- なかなか咲かない、いつ咲くの?
- 2年目の春、開花は無理だと諦めかけた母が試したこと
- 再び芽がでた~バンザイ!
- 春から初夏にかけて咲くのは正解!
- まとめ・2年目のアマリリスが咲きました
アマリリスがやってきた
一昨年の冬、実家にアマリリスの球根の鉢植えが届きました。
ヤマト運輸が取り扱っているアマリリスポットと言えばピンとくる方もいらっしゃるかと思います。
送り主は母の親友。
母は学生時代からの仲間と今も交流が続いていて、連絡を取り合うのはもちろん、旅行に行ったりもしています。
つきあい始めてはや62年、母の友だちのこと - HANAのおと
その中の一人からほかのみんなに1つずつ、アマリリスポットが送られてきたのです。
彼女が育てたらとてもきれいなアマリリスが咲いたので
みんなもやってみて!
と。
私の母は、植物を育てるのが大好きですが、アマリリスは初めて。
このアマリリスポットは日当たりの良い部屋に置いておくだけでいい、芽が出てきたら水をやる程度でほかには何もしなくていい、という手軽さに、
本当にそんなので花が咲くの?
と半信半疑の様子でした。
なかなか咲かない、いつ咲くの?
さて、実家にやってきたアマリリスは,、2階の部屋の日当たりの良い場所におかれました。
実家では、両親は1階で寝起きしています。
2階は父の趣味の部屋と、私や孫たちが来たときに使う部屋。
月に数回使うくらいで、暖房を入れるのもその時だけ。
なので、本来ならアマリリスはいつも目に入る場所に置きたいところなのですが、1階は日当たりが悪くて、冬場は特に寒いのでアマリリスが育つ環境に適していないと(母に)判断されました。
さて、年が明けて1月半ば、うちのアマリリスは球根のまんまで変化なし。
ところが母の友人たちからは
芽が出てきた!
との声が出始めました。
茎がどんどん伸びてきた!
と言う友人は、マンション住まいで、日当たりが良い部屋は冬も暖房がいらないくらいの温かさなのだそう。
すき間風がピューピューの我が家とは室内の温度差がかなりありそうです。
これはハズレだったのかなぁ
このまま芽が出ないんじゃないかと思われた3月。
ようやく球根のてっぺんから小さな芽が出てきました。
先述の友人は
きれいな花が咲いたよ~
と、もうすでに開花が報告済みでした。
みんな咲いているんだから、うちのもいつかは咲くでしょうと待ち続けて春になりました。
時間はかかりましたが、実家のアマリリスは、4月の下旬になって美しいを咲かせてくれました。
待った甲斐があったね、
と思わせてくれるほど見事な花でした。
調べたところ、ヤマトのアマリリスポットはオランダ産の球根で、あたたかい部屋に置けば、冬の寒いうちに咲くように開花処理されていたようです。
ところが、実家の2階は日当たりが良いとはいえすきま風は入るし、暖房は使っていないし、で、開花には室温が低すぎたのでしょう。
2年目の春、開花は無理だと諦めかけた母が試したこと
さて、今年はアマリリス2年目。
送ってくれた友人Kさんによると
そのままでも2年は咲く
ということだったらしく、秋になって茎も葉も枯れ球根だけになったアマリリスポットは、再び2階の日当たりの良い場所に置かれました。
そして冬を越し、2年目の春。
球根はうんともすんとも言わず、このまま芽は出てこないかも。
そこで母は、プラスチックのポットから球根を取り出して、大きめの鉢に植え替えることにしたのです。
再び芽がでた~バンザイ!
すると、まもなく、
もう枯れてしまった
と思われた球根から緑色の芽が。
さらに葉が伸びて、そのわきから花芽ものぞいていました。
実は、母の友人たちも2年目のアマリリスは目が出てこないから、もう咲かないんじゃないか、と不安を募らせていました。
そこで母が
植え替えたら芽が出てきたよ
との知らせたとたん、右へ倣えで皆が植え替えたそうです。
そして
あたしも芽が出た、あたしも!
と喜びの声が続々と届きました。
その後、我が家のアマリリスは順調に育ち、見事な花をつけてくれました。
ちょうど私が帰省中に、2つ目のつぼみも開きました。
春から初夏にかけて咲くのは正解!
開花処理されたアマリリスも、2年目になると
春から初夏にかけて花を咲かせる
という本来の性質を取り戻すそうです。
ですから、今回の開花の時期はアマリリス本来の生態に合っていたようです。
まとめ・2年目のアマリリスが咲きました
実家では今も2つの花をつけたアマリリスが咲き続けています。
最初の花の花びらが少しくたびれてきた感じはありますが。
アマリリスは花が咲いている期間が長いので、見ごたえがありますね。
アマリリスポットで育てたアマリリスは、あたたかい部屋に置いておけば外が寒い時期にも開花します。
ただ、その翌年になると花が咲くのは春から初夏。
3月ごろに咲かないからと言ってあきらめるのは早いです。
5~6月になれば花が咲くので長い目で見守ってください。
植え替えなくても咲いた、という話も聞かれますが、植え替えた方が咲く確率は高くなると思います。
ちなみに、花が終わった花ガラは根本で切って、葉は茶色く枯れるまでそのままに。
引き続き肥料をあげて球根を十分太らせます。
秋になって、葉が枯れてきたら取って水やりも控えめにし、冬は完全に乾かすといいそうですよ。
アマリリスの基本情報
中南米原産。
ヒガンバナ科ヒッペアストラム属。
すらりと伸びた茎に、百合のような大きな花を咲かせる球根植物。
熱帯地域原産のため寒さに弱い。
花は一重咲きと八重咲がある。
色は赤、ピンク、白、黄色、緑、白に赤い筋の入るものなど種類が多い。