手縫いでマスクを作るのはタイヘンそう…
そんなふうに思っていましたが、いざやってみたら意外と簡単にできたので、調子に乗って、もう1枚作ってみたHANAです。
前回、手縫いマスクに挑戦した記事はこちらです。
今回は、うちにある材料だけで作ってみました。
生地に使ったのは、サラッとした肌触りが気持ちいいと評判の《ユニクロのエアリズム》です。
エアリズムのマスクが話題になってたね。
そこで、わが家のもう使わなくなったエアリズムのタンクトップをマスクにリメイクしてみました。
エアリズムってどんな生地?
エアリズムの品質について、実際の品質表示より抜粋しておきます。
品質(品質表示より)
ナイロン59%、キュプラ32%、ポリウレタン9%
(現在発売されているものはナイロン59%、キュプラ31%、ポリウレタン10%)
ネットに入れて洗濯機で洗濯可能(水温は40度まで)
陰干し
アイロン、ドライクリーニングは不可
生地の特徴(ユニクロのホームページより)
1.ドライ、吸放湿、接触冷感、消臭、抗菌防臭などの快適機能がある。
2.ストレッチ性があって、とてもなめらかな風合いで、肌に心地よくなじむ。
洗濯を繰り返し年季の入ったものでは、1の効果はどれほどか分かりませんが…
たしかに、暑い時期にぴったりの生地ということがわかりました。
リメイクでマスクを作るとここがラク
まず先に完成品をお見せします。
いかがでしょう?
生地がやわらかいのでふにゃっとなってしまいましたが、使用感は快適です。
ではリメイクマスクについて紹介します。
実際のリメイク作業については、次のようなポイントを踏まえてやるとラクにできました。
裾の折り返しをそのまま使えば作業がラクになる
最初にお断りしておきますが、我が家にはミシンがないので、作業はすべて手縫いで挑戦しました。
布を裁断するとき、タンクトップの裾(すそ)に耳側がくるように型紙をおいて裁断します。
こんな感じです。
それはなぜかというと、裾の折り返し部分はすでに筒状にぬってあるので、耳のゴムを通すのにちょうどいいからです。
この部分を使えば、面倒な作業(三つ折りして縫う)は必要ありません。
裏地はゴムを通す必要がないので、どの部分を使っても問題ありません。
生地の端は切りっぱなしでOK、端の始末は必要なし!でラク
普通、布を切ったらその切った端からほつれてこないように端の始末が必要です。
でも、エアリズムの生地なら切りっぱなしでもほつれてこないので始末が不要。
折り返しがないので、布の重なり=ごわつきもありません。
上の写真、フィルターポケットの端のところが切りっぱなしになっています。
完成品の裏側(肌にあたる側)はこんな感じです。
エアリズムのリメイクマスクは快適?
肝心のつけ心地はどうかというと…
サラッとしていて気持ちいい、肌触りがよく快適です。
比較的気温が低く、涼しかったせいもあるかもしれませんが、それほど暑さは感じませんでした。
そして、呼吸は楽にできました。
洗った後、短時間で乾くのもありがたいです。
さらに、生地に伸縮性があるので、マスクをつけた後で鏡を見ながら広げたり伸ばしたり、見栄えよく?形を整えることができます。


今回は、アイロンも使わず、端の始末も必要なかったので、前回よりずいぶん楽に、短い時間で仕上げることができました。
市販のエアリズムマスクのようにはいきませんが、そこそこ使えそうです。
エアリズムのやわらかさは扱いづらい
最後に、難点をあげておきます。
エアリズムの生地は、やわらかいので裁断するときは要注意。よく切れるはさみを使って、ゆっくり慎重に切る必要がありました。
そして、2枚の布を縫い合わせるときも滑ってずれやすいので、まち針を多めに使ってズレ防止対策を施しました。
伸縮性がある布なので、ニット用の糸を使うのがおすすめです。
まとめ
最後に、リメイクしたマスクについてのまとめです。
良いところ
・端ミシンやまつり縫いで布の端の始末をする必要がない
・ゴムを通すところ作らなくてもいい
・できあがってからも形を整えられる
・乾きが早い
・呼吸がラク
・肌触りが良い
よくないところ
・生地がやわらかくて裁断するのが難しい
・縫うときに糸の調節が必要(引っぱりすぎないように注意)
以上、うちにあるエアリズムでマスクをリメイクしてみた感想でした。
綿や麻と比べると多少扱いづらい点はありましたが、イチから布地を裁断して縫うよりもラクにできました。
再利用にもなるので、スキマ時間をみつけてまた作ってみようと思います。