いま、娘の高校は休校中です。
普段は外を出歩くよりも家にいるのが好きな子なのですが、部活動ができないのには不満顔。
「自宅でできるのは筋トレくらいだから」
と毎日自主トレ生活。その結果、
「笑うとダメ~、筋肉痛がイタ~い!」
悲鳴をあげています。
ところでそれ、日本語おかしいでしょ?
筋肉痛がイタい→✖
筋肉痛で(腹筋が)イタい→◯
おっと、話が脱線したので、戻します。
彼女はダンス部に入っています。
実は、1月にダンスコンテストの予選があり、3年ぶりに予選を突破し今月は本戦が控えていました。
放課後、学校で”予選通過”の知らせを受けた部員たち。
「全員で大泣きしたんだよ~」
と目をうるませて帰宅した娘。
ところが先日、
大会本戦は延期ではなく中止になった、
との知らせが入りました。
何となく予感はしていたけれど…
残酷だなぁ。
「観客なしでいいから、やらせてほしかった」
とポツリ。
あんなにがっかりした顏は見たことなかったです。
そんな彼女に残されたステージは、あと2回。
新入生歓迎会と引退式です。
昨日のことです。
「明日、友だちといっしょに自主練してくる!」
部活の仲間で決めたそうです。
「選抜メンバーの試合(こちらも予選を通過し全国大会出場)は延期されたけどまだ残っているし、わたしも引退式までしっかり踊れるようにしておきたい!」
なんと!
あまり自分の気持ちを表に出さない彼女の言葉にびっくり。
よしよし! 行ってこい! お弁当いる? 水筒は? (*'▽')
「いや、それは自分でやるから大丈夫(^^;)」
実はその選抜メンバーと選ばれなかった部員(娘も)たちとの間には、あることが原因で溝ができてしまって、大会前の大事な時期だというのに大もめ。
「辞める」「辞めない」という話まで出る騒ぎになりました。
でも、
そんな問題をみんなで乗り越え、大会で結果を出せた。
予選を通過し、本戦出場を勝ち取ったことで、一人ひとりのダンスへの意識も変わったのかもしれません。
「私は全国大会に出られないけど、後輩たちの前ではかっこよく踊りたい!」
そうはっきり書いてありました。
娘の顔に。
末っ子のせいか「まだまだおこちゃま」だと思ってたのに、
なんか、成長しちゃったなぁ~
高校最後の大会がこんな形で終ってしまっても、くじけず頑張っている。
ちょっとたくましい!
キツイ練習を続けてきて、やっと見えてきた大会。
その大会が中止になって悔しい!!
やりきれない思いを抱えている中・高生は、たくさんいることでしょう。
でも、それを乗り越えて頑張っている子もたくさんいます。
いま、できることをがんばる、その姿は見習わなくっちゃなぁ。
娘に教えられちゃった!
そんな週末の1コマでした。