HANAのおと

50代主婦hanaの雑記帳。おもしろい、役に立つ、覚えておきたいことをあれこれと書いています

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【朝ドラ】「スカーレット」いつもとかわらない1日の大切さを教わった特別なドラマだった

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NHKの連続テレビ小説「スカーレット」が最終回を迎えました。

昨年の10月から昨日まで、あっという間の半年で時のたつのは早いなぁ、と思います。

滋賀県は私の故郷です。

朝ドラの舞台になると決まったときから、ちょっとウキウキしてました。
ヒロインを演じる戸田恵梨香ちゃんも、テーマソングを歌うSuperflyも大好きなので、楽しみでした。

私が見てきた朝ドラはそれほど多くはありませんが、「スカーレット」はここ数年私が見た中で、特別な作品になりました。

 

 

「スカーレット」に魅かれた3つの理由

私がスカーレットを《特別な作品》だと思ったわけ、その理由は次の3つです。

◆ヒロインの生き方に惚れた

◆現在進行形のストーリー、腰を据えて先を見つめる結末に励まされた

◆故郷の景色、空気感にめっちゃめちゃ癒された

 

焼き物の町、滋賀県の信楽(しがらき)町を舞台に女性陶芸家を描いたドラマです。

ヒロイン、川原喜美子は、幼い頃に戦争を体験し貧困の中で育ちます。

その後も苦労を重ねながらようやく地元信楽焼で絵付師となり、好きな相手とめぐり会い結婚。男の子を出産、そして今度は陶芸家への道を歩み始めます。

ようやく落ち着いた幸せな生活を送れると思ったのもつかの間、大切な人との離婚、一人息子の病、そして永遠の別れ、辛く厳しい現実が押し寄せる日々。それでも、彼女は黙々と自分の作品作りに力を注ぐ姿を見せてくれました。

 

ヒロインの貫いた、しなやかで強い生き方に惚れた

朝ドラのヒロインには、幾多の壁が立ちはだかります。
スカーレットでも然り。

彼女に押し寄せた困難はというと…

 

戦争で家を失う
信楽に引っ越すが貧しい生活は続く
生活高校へ進学を望むが家計が苦しく断念する
地元に就職が決まるも突然白紙に戻され、急きょ一人で大阪に出て女中見習いの身になる
女中をしながらコツコツと学費をため、やっと学校に通えるというときに、実家に呼び戻されて進学を断念
夫との別れ
息子が不治の病に侵される
我が子との別れ

私が覚えているのはこれくらいです。

しかしながら、ヒロインはそんなつらさや、くやしさ、苦しみ、悲しみ、やりきれない思いに駆られたとき、感情を露わにして泣き崩れても、そのあと必ず立ち上がり、

やるしかない!

どんなにしんどくても前を向こう、自分が置かれた中で何かをつかんでやろう

と一歩を踏み出していきます。

 

突然に大阪から実家に戻ることになったときのこと。

女中の仕事をしながら内職でためたお金で念願の絵の勉強ができる、あとちょっとで夢が叶うところだったのに、学費は実家の生活費となり、一から新しい仕事をする羽目になります。

でも、やるしかない!

一度決めたら先へ進む彼女は、絵付け師、そして陶芸家への道が続くことになります。

しなやかでくじけない生き方が困難を打ち砕いた結果でした。


我が子が病に倒れたときもそう。
深い悲しみから湧き上がる怒りの感情を狂ったようにぶつけ、大声をあげて泣いたあとは

いつもと変わらない1日をすごしたい

という息子の望みどおり、彼を病人扱いすることなく、普通に食事を作り、工房でいっしょに作品を作り続けました。

自分ならどうだろう?

薬の副作用で髪が抜け、味がわからなくなり、熱が出てつらそうに見える息子を前に、いつも変わらず普通に過ごせるかな?

 劇中の息子とわが子がダブりました。

生んでくれてありがとう

という最高の言葉を残し、彼はなくなります。

最期の別れの場面はなかったけれど、今までで最上級の悲しみだったはずです。

でも、その悲しみさえ乗り越え、最後に穴窯の炎を見つめる彼女は

自分の作品作りに全力を注ぐ一人の芸術家でした。

どんな苦境に立とうとも、自分の置かれた場所でしなやかに生きる、自分の意志を貫き通す姿勢。

かっこいい!

その言葉しか浮かびませんでした。

 

 

今までとはちがう強さを見たエンディング

 

ここ数年の朝ドラは、ヒロインが幾多の困難の末、華々しい成功をおさめ、視聴者に、明るい未来にたどりつくヒロイン像をにおわせて「完」、というスタイルだったように思います。

最終回が近くなると、ドラマの初期に出演した人たちが回想シーンで登場し、あんなことがあったなぁ、懐かしいなぁと思い出にひたる。そして、それから先も幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし、みたいな終わり方。

 

でも、今回は、そうした懐かしの回想シーンはなく、最終回でも現在進行形の日常が描かれていました。

女性陶芸家、川原喜美子は、今もこうして頑張っています、という終わり方です。

窯の中で燃える炎、

炎に包まれて焼かれる作品、

穴窯の炎に一人立ち向かうヒロイン。

厳しい職人の目で真っ赤に渦巻く炎をにらみ、無言で穴窯の中に薪を投げ込む彼女の姿で幕を閉じました。

じっと炎を見つめ、一言も発しない、その表情にクギ付けになりました。

これからまだまだしんどいことが待ち受けているかもしれんけど、私は絶対に負けへんで!!

そんな力強さを感じるラストシーンでした。

心の中にズシンと重たいものが残りました。

 

いつもとかわらない1日の大切さが身にしみた

ドラマの後半、成長したヒロインの息子(伊藤健太郎くんも好演でした!)は、陶芸家を志しながらも、病に侵されていきます。

自分の命がもうそれほど長くはない、あまり残された時間が無いと知ったとき、彼が望んだのは

いつもと変わらない1日をこれからも過ごしたい、ということ。

そんな彼の願い通り、父も母も恋人も仲間たちも、みんながいつもと変わらない笑顔で彼を包み、見守り続けました。

 

振り返ってみれば、ちょうどそのころ、世間では新型ウイルスの感染が報道されはじめ、感染は瞬く間に世界中に広がっていきました。

マスクが品切れ、
学校は休校、
トイレットペーパーが消え、
不要不急の外出は控えるようにとのお達し。

いろいろなイベントが中止となり、
卒業式までもが異例の事態となる。

このドラマが書かれたとき、世の中がこんな事態に陥るとだれが想像したでしょう?!

奇(く)しくも、劇中で26年という時間を精一杯生きた武志くんから

「いつもと変わらない1日」の大切さを教えられることになりました。

 

昨日と同じ今日を迎えることがどれほど恵まれたことか。

 

 こうした意味でも、「スカーレット」は忘れられないドラマになりました。

 

滋賀県民ならではの楽しみ

 

私は生まれも育ちも滋賀県です。

ドラマの内容もさることながら、ちょっとしたセリフや、映像のワンカットなどから県民ならではの楽しみもありました。

 

たとえば、初回、大阪から信楽に向かう川原一家が琵琶湖をみて「海や~」「海とちゃう、琵琶湖や〜」と叫ぶシーン。

「大阪から信楽に行くのに、この琵琶湖の眺めはおかしいんじゃない?」といったつぶやきが流れてきました。
あんな広々とした琵琶湖の眺め、南の方からは無理なはず。

確かに、おかしいな(笑)

 

他には 

草津で人さらいがでた」

と言ったのはお巡りさん。

草津って、何とローカルな!

群馬の草津温泉ではありません!

東海道五十三次の五十二番目の宿場町です。

草津で人さらいってwww

草津に友達がいる私は大ウケ。

 

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びわ湖タワーが出てきたときも喜びました。 

大学を卒業後、信楽で働き始めた武志に友達が

「(彼女とは)びわ湖タワーに行って終わりや」
と告げるシーン。その彼女と武志がこの後つき合うことになるのですが。

えぇっ?! いま、びわ湖タワーって言った?!

びわ湖タワーとは、琵琶湖にかかる橋の一つで、堅田と守山をぶ琵琶湖大橋のたもと、堅田にあった遊園地。その昔、私は守山に住む友達の内から橋を渡って遊びに行ったという思い出があります。
私が上京後、廃園になったそうで今はない施設。その時代を知っている人にしかわからない場所をあえて出してくるなんて。

 

滋賀県出身の林遣都くんや西川貴教さん、そして烏丸せつこさんの登場シーンでは、まるで親戚が出ているかのような心境、がんばって~と思いながら応援していました。

 

のんびりした関西弁、

ええなぁ

さよなら、またね、元気でね、などいろんな意味が詰め込まれた挨拶

ほな

いつ見てもほっとする琵琶湖の眺め

自分の故郷って、ええなぁ

と思わせてくれた「スカーレット」、

本当にいいドラマでした~

 

 

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