私がルスカスという植物を知ったのは昨年の5月。
忘れもしない、母の日のことです。
娘からカーネーションの花束をもらいました。
そのカーネーションに添えられていた緑の植物。それがルスカスでした。
【ルスカス】葉っぱの真ん中に花が咲く不思議な植物~その1 - HANAのおと
そのときはまだこの植物のことは何も知りませんでした。
第一印象は榊に似てるなぁ、ということくらい。
でも、よく見ると葉っぱの真ん中に、ちいさな芽のような突起があったのです。
あれ? これはなんだ?
なぜだかその出ベソのような突起がとても気になりました。
植物、葉っぱの真ん中、突起
で調べてみると、これとよく似た植物の写真が出ていました。
「ルスカス」という名前のこの植物は、葉っぱの真ん中から花を咲かせるとても変わった特徴があるということも。
切り花として長持ちすることから園芸用に出回っているけれど、花は取ってから出荷されている、とのことでした。
でも、もしかしたらこのふくらみから花が咲くかもしれない!
と思った私は、観察を始めることにしたのです。
【ルスカス】葉っぱの真ん中に花が咲く不思議な植物~その2 もしや?これは花芽かも! - HANAのおと
ルスカスは1か月たっても2ヶ月たっても、水に生けておくだけなのに枯れることはありませんでした。
枯れるどころか、葉っぱ(正確には葉状枝という枝)の突起がだんだん膨らんできたのです!
そして、半年ほどたった頃には…
こんなにかわいい花芽が顔を出しました。
9枚の葉状枝のうち7枚には突起がついていて、どれも少しずつ大きくなってきました。その中でもこれは特に発育がよかったみたいです。
水を替えるだけで半年も生きられるのも驚きですが、花芽の成長には更なる驚きでした。
【ルスカス】葉っぱの真ん中に花が咲く不思議な植物~その3 小さな花芽が増えてきた - HANAのおと
そして、その後、この花芽はどうなったか、
ついに花が咲いたのか!?
前回の記事から2ヶ月弱。
小さな花芽はこんなふうになりました。
突起から1㎝くらい芽が伸びて、その先につぼみらしきものがつきました(1月13日)
そしてさらに10日たつと、そのつぼみがこうなりました。
あ! つぼみが開きはじめました!!
よし! あとすこしで花が開くにちがいない!
私が写真で見たルスカスの花はこんな感じです。
もうすぐ、こんなふうに花びらが開くんだ!
明日か?
明後日か?
と思っていたのです。
が…
今朝の様子です。
あれれ~?花びらが開かなーい💦
花びらの上の方は力尽きてる😢(1月24日現在)
あと一歩のところでエネルギーが切れてしまったようです。
でもしかし、
よく頑張ってくれました。
お疲れさまでした。
そして、そのとなりには次の花が待機しているみたいですから、まだ希望は捨てない!
それに、ほかの葉状枝の花芽も大きくなっていますからね。
これとか
こんなのとか
こっちも咲きそう!
どれか一つくらいは、花を開いてみせてくれるんじゃないかな~
と期待しています。
花が開いたらまたお知らせしますね!
ルスクス ヒポフィルム*
キジカクシ科(クサスギカズラ科) ナギイカダ属Ruscus hypophyllum
〔基本情報〕高さ70cmほどになる常緑亜低木。
地下に根茎をもち、鱗片の腋から茎を出します。
葉は互生しますが、小さな鱗片状に退化し、葉のように見えるのは枝が変化した葉状枝です。
葉状枝は長さ5~9cmの楕円形で、やわらかく、先端は針状にとがりません。
葉状枝の中央脈にある鱗片状の苞から短い総状花序を出します。
花序は葉状枝の両面に出ます。
花には雄花と雌花があり、ともに径7~8mmで淡い緑色の6弁花です。
3個の雄しべは合生し、紫色の雄ずい筒をつくります。
果実は径0.6~1.3cmで球形の液果となり、赤色に熟します。EVERGREEN - エバーグリーン
植物図鑑・Q&A(https://love-evergreen.com/zukan/plant/16193)より引用*植物図鑑によってルスカスともルスクスとも書かれています