レンコンが美味しい季節になりました。
蓮根という字の示す通り、レンコンは蓮(はす)の地下茎。
1年中出回っている野菜ではありますが、秋から冬が旬の野菜です。
レンコンを使った料理って、手が込んでいるものもありますが、私がよく作るのは、煮物やきんぴら、酢ばす、サラダ、そして素焼きなど、チャチャッとできるものばかり。
なかでも、いちばん人気なのが素焼きです。
切って焼くだけ、味付けもシンプル。
そんなシンプルでおいしい「レンコンの素焼き」を紹介します。
レンコンは「シンプル」がいちばん!!
レンコンの素焼きの作り方
材料(すべてお好みで)
・レンコン
・油
・塩
・コショウ
作り方
1 レンコンは洗って表面をアルミ箔をクシャクシャにしたものでこすって汚れを取る。皮は残っていてもよい。
2 レンコンを輪切りにする。厚さ3~5mmくらい。そして(時間があれば)さっと水にくぐらせる。
3 フライパンに油(サラダ油、オリーブ油、ごま油などお好みで)を熱して、輪切りにしたレンコンを重ならないように並べ、焦げ目がついたら上下を返して両面をこんがり焼く
4 焼きあがったら軽く塩をふってできあがり
表面がカリッとしてサクサクした食感が好評です。
無限に食べられる~!!
というお墨付き
料理の経験が浅い人でも簡単に作れますよ。
アルミホイルで皮をむくメリットはこちらの記事をどうぞ
レンコンの栄養とはたらき
レンコンには次のような栄養があって、いろいろな効果も期待されます。
ビタミンC
髪の毛や爪、皮膚などをつくるコラーゲンの生成になくてはならない栄養素。
美肌効果や、抗酸化作用、免疫力アップなどの働きが期待されます。
ビタミンCは、水溶性で水に溶けやすく、熱や光に弱い性質を持っていますが、レンコンのビタミンCはでんぷん質で守られているため、加熱しても壊れにくいという特徴があります。
炭水化物
炭水化物は体を動かすためのエネルギーになるため生命維持活動としても効果があります。
でんぷん
でんぷんはれんこんに豊富に含まれている栄養です。
カリウム
ナトリウムと作用し合うことで、体内の水分調整をする働きがあります。ナトリウムを尿へ排泄することで、血圧を下げる機能があると言われています。
食物繊維
食物繊維は、ヒトの消化酵素で消化・吸収されることのない糖の一種です。水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維に分けることができ、レンコンは、水溶性および不溶性の両方を含んでいます。
腸の働きを活発にしてコレステロールの上昇抑制に働きかけます。
タンニン
タンニンはポリフェノールの一種で、止血作用や血管収縮作用があり、抗酸化作用が期待できます。
アクと言われ、レンコンを切った際に黒くなってしまう原因でもありますが、変色しても味に変化はありません。
LPS(免疫ビタミン)
LPSは免疫ビタミンとも呼ばれていて健康には欠かせないもので、レンコンにも多く含まれています。特に皮の部分に多く含まれているので、なるべく剥かずに食べるのがおすすめです。
これからは、寒くなり、ますます健康に気をつけたい時期。
健康維持にレンコンも役立てたいですね。