
私が東京から月1で帰省するようになって3年余り。
父は89歳になりました。
母は84歳です。
両親ともに病院通いはしながらも、元気で暮らしています。
が、昨年あたりから父の様子が目に見えて今までと違うな、と思うことが増えてきました。
そこで今年の2月、母といっしょに父を連れて物忘れ外来を受診しました。
受診を決めた理由は、物忘れかひどくなってきたこと、怒りっぽくなったこと。
そして数年前、父の兄が認知症を患って亡くなった時、息子(私のいとこ)が
「もう少し早く受診させていればよかった」
と漏らしていたことです。
父は、以前はとても気が長く、我慢強かったのですが、1年ほど前から
何でこんなことで?
と思うような些細なことに腹を立てる場面が出てきました。
テレビのニュースやコメントに向かって怒ったり、私や母が何気なく言った一言に、過敏に反応して怒鳴り声をあげたり。
出かける前日に父が自分で用意してバッグにいれた財布やカードが、出かける間際になって「ない、ない、どこへやったんだ!」と大騒ぎに。でも父が探していたのは、バッグの中ではなくテーブルの上だった、
といったようなことが、まあまあな頻度で起こるようになりました。
そんな父の様子を近くで見てきた母は、そろそろ来るべき時が来た、と決断したようでした。
受診した物忘れ外来は、父と同郷であり、父が現役時代に知り合った方が開いたクリニックです。
「昔いっしょに仕事をしてたんだし、お父さんも知ってる人だから、行ってみよう!」と母にプッシュされ、父はあまり抵抗せずに動いてくれたのは意外でしたが、内心ホッとしました。
現役を退いてからかなりの年月が経っているので、母から昔の話を切り出されても、父は「そうだったかな~」と思い出せない様子でしたが、先生は
「当時、Tさんは私にこんな言葉をかけてくださったんですよ」
と父といっしょに仕事をしていた頃の話をしてくださいました。
仕事の話はウチではほとんどしない父でした。
ですから、初対面のクリニックの先生から、自分の知らない職場での父の様子を教えてもらえたことはありがたかったです。
もの忘れ外来の診察は、他愛のない会話から始まりました。
例えば、今日は何日でしたかね?
今日は誰といっしょに来られたんですか?
など。
そんな会話の延長で、
今から質問することに答えてくださいね
と、認知症のテストが始まりました。
口頭で答えるものや、絵を描いて答えるテストが全部で30問。
結果は30点満点の19点でした。
合格とされる24点には、残念ながら届きませんでした。
先生からは、脳のCTと脳の血流を調べる検査を受けるように、そして、介護認定の申請もすぐに出した方がいいですよ、と言われました。
これまでは、私が帰省して見守るだけでしたが、これからは、第三者の方の協力も得ながら親の見守りを続けることになりました。
今までは、私にもそのうち来るであろう、と思っていた介護に関するいろんなことが、父の物忘れ外来の受診によって、あわただしく動き始めました。
記録
2/20 クリニック受診
2/24 地域の老人介護相談センターへ介護保険についての説明を受ける、介護認定の申請を出す
(2/25 東京へ)
3/4 父 脳の検を受ける
