わが家の子ども3人のうち2人は成人していますが、末っ子は現在高校3年生です。
彼女の高校は5月の最後の週から新学期が始まりました。
始まったといっても、以前と同じではありません。
全員登校ではなく、入学式の日は1年生だけ、別の日は2年生だけ、この日のこの時間は3年生だけ、そんなふうに一度に多くの生徒が集まらないような体制でスタートしました。
さらに、毎日ではなく隔日での登校。
それが6月に入って、やっと毎日登校できるようになりました。
でも、半日だけです。
34人のクラスを出席番号の奇数偶数で半数に分けて、午前と午後に振り分けられました。
娘は奇数組、仲の良い友だちはほとんどが偶数組。
ともだちに会えないじゃ~ん
先生はフェイスシールドにマスクで授業、だったそうです。
そんな状態が2週間続きました。
そして、今は全員が同じ時間に同じ教室で授業を受けられるようになりました。
フェイスシールドのかわりに教卓に透明なアクリル板で囲いが作られ、先生はできるだけその位置から出ないように話す、のだそうです。
でも、そこにずっと立って話されると後ろの黒板の字が見えない。
だから、移動することはあるよ、と断りを入れられたそうです。
生徒たちは、授業中はずっとマスクをつけています。
マスクを外せるのはお弁当の時間だけ。
「お弁当の時は、友だちといっしょに食べられるの?」
「ううん。ダメダメ。一人ずつ、黙って食べてる」
のだそうです。
「全然話さないの?」
「そう、前で先生が見てるからみんな黙々と食べてるよ先生に注意されるのは面倒だからね」
「先生はお昼食べないの?」
「さあ? 授業がないときにでも食べてるんじゃないかな」
と。
今までは、からっぽになったお弁当箱を見ると「よし!」と思っていました。
でも今は、教室でひとりひとり、だまってお弁当を食べている子どもたちの姿が浮かんできます。
今日はどんな気持ちでお弁当食べてきたのかなぁ~
部活動もできないし、唯一の楽しみといったらお昼休みくらいなのに…
ただ、今この状況で何を言っても始まらないので、できることで応援しようと思います。
そこで、
お弁当箱をチェンジ!!
今まではフタにロゴが入っているだけのシンプルなデザインだったで、ちょっと変えてみました。
すると、
お弁当のとき、この絵を見たらうれしくなった!
その言葉を聞いて、母もうれしいよ。
学校からの連絡によると、しばらくは、月曜日から土曜日まで授業があります。
1コマの時間は短縮された形ですが、週6日、5時間の授業が続くようです。
お弁当を開けたとき
フフッ (^^)
自然と笑顔になれるようなお弁当を作って、いっしょにこの状況を乗り越えていければな、と思います。
長男が幼稚園のときから数えたら、そこそこ(10年?いや20年?)長く続けてきたお弁当作り。
ですがこんなに思いを巡らせて作ったことはなかったかもしれません。
上の二人が高校の時は、とにかく「空腹を満たす」ことしか考えてなかったかも。
今年も最初は
高校もあと1年だし、これでようやく毎日のお弁当作りから解放される~
と呑気に構えていましたが、いま、改めて心を込めて作ることに目覚めました。
残り半年、気合いれてお弁当作るよ!
《本日のお弁当》
リクエストにこたえて、サンドイッチ
足りるかどうかが心配💦
入りきらなかった分は朝食べていったから大丈夫かな~