今年も高知県の果樹園から箱入りの小夏が届きました。
ふたを開けるとパッと目に鮮やかなレモンイエローの果実がぎっしり!
爽やかな柑橘系の香りがふわ~っとひろがります。
鼻から胸いっぱいに息を吸い込んで
ふわぁぁぁぁ いいかおり~
小夏とは
高知では小夏とよばれていますが、宮崎県では日向夏(ひゅうがなつ)、愛媛県ではニューサマーオレンジと呼ばれているそうです。
みかんより一回り大きく、丸みを帯びていてレモンのようにあざやかな黄色。
18世紀初めに宮崎県のある邸宅で偶然発見され、当時は酸味が強く食べられてなかったそうですが、その後広く栽培されるようになりました。種の起源は柚子が突然変異したものと考えられています。
宮崎県で生まれた果実が高知県で小夏として栽培されるようになった理由は、黒潮暖流の潮風が運んでくる温かな気候風土と、高知県の農林技師の方が外側の皮をむいて白い甘皮と一緒に食べる方法を考案されたからだとか。
たしかに、小夏の白い甘皮は肉厚でふかふかしていて、実といっしょに食べると酸味と甘みのバランスが絶妙! 何個でもいけちゃうんです。
小夏の食べ方
外側の皮はリンゴをむくときのようにナイフでむきます。
できるだけ薄く、白い甘皮をできるだけ残した方がおいしいです。
皮をむいたら、好きな大きさにカットしていただきます。
なにもかけない、そのままストレートでパクパク、
まとめて盛るとあっという間になくなっちゃう!
必ず人数分、小分けにしてからいだたきましょう(笑)
小夏の皮はマーマレードにして
皮はマーマレードにします。
苦みが少なく、あと味が爽やか。
プレーンヨーグルトに入れたり、トーストや紅茶にもあいます。
マーマレードの作り方
【材料】
小夏の皮 3~4個分
グラニュー糖 皮の重さの半量くらい(お好みで調節してください)
レモン汁 小さじ1
1 小夏の皮3~4個分くらいを1晩水につけておき、2㎝くらいの細切りにする
2 切った皮を鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰させる
3 5分くらいたったら火を止め、水を捨てる
4 2,3をもう1度くりかえす
5 分量の砂糖とレモン汁を入れ、10分ほど置く
6 水分が出てきたら火にかけて皮が透明になったら(5分程度)火を止めてできあがり。
このマーマレードを作る時、皮を細かく切るのが面倒なので、いつもはいったん冷凍庫に眠らせて時間がある時に作っていました。
今回は子どもたちが切るのを担当してくれたので、ありがたいことに実を食べたらすぐに作れてます。
ゆでこぼしも有効活用!?
先ほどのマーマレードを作る時、苦みをとるためにゆでこぼします。(皮をゆでて、ゆでたお湯を捨てることをゆでこぼすといいます)
そのゆでこぼしたお湯があんまりきれいなので、捨てずにとっておいて…
(実際はもっときれいです)
入浴剤のかわりにお風呂に入れてます。
香りは薄いですが、体はホッカホカになりますよ♪
さいごに
保管は、ビニールに入れて冷蔵庫へ。
(野菜室に小夏スペースを用意してます)
冷たく冷やして食べると、最高においしくなります。
これからの時期、ビタミンと水分補給にもぴったりですね。
以前、知り合いに分けてもらって以来、その虜になりました。
家族みんな、大好きです。
今しか味わえない貴重な果物。
実も皮も、余すところなくいただいてます!
いちごジャムも毎年作ります♪
小粒のいちごが手に入ったのでいちごジャム作りました - HANAのおと