梅雨が明けたと思ったら、連日の猛暑にゲリラ豪雨。ゆっくり休める時間の確保が大切な今日この頃ですね。
さて、どうやって今年の猛暑を乗り切るか、と頭を悩ませている矢先、新型コロナ感染者急増のニュース。
またもや憂鬱になりました。
東京都内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。定点医療機関当たりの直近1週間(8~14日)の患者報告数は7.56人で、10週続けて増えた。都医師会は「お盆明けには昨年以上の流行になる恐れがある」として、マスク着用など感染予防策の徹底を改めて呼びかけている。
とも伝えています。
新型コロナ、いま流行しているのはKP.3
今流行しているのは、KP.3という変異株。
この株は、感染力が高く、変異株なので今のワクチンが効きにくいことから、感染者が増えているそうです。
感染者が増えている原因の一つに、今年は暑さに体が慣れる前に猛暑日が続いたことが挙げられています。
また、急に異常な暑さになったことも、感染者急増の原因だそうです。
暑さに慣れていなちうちに猛暑に見舞われたことで、自律神経が乱れ、食欲が落ち、さらに免疫力も下がっていると考えられます。
都内の患者報告数は5月に増え始め、7月以降、急増しています。
都医師会の尾崎治夫会長は16日の定例会見で、昨年同時期と比べ「増加のカーブがかなり似ている」と指摘。
現在主流の変異株「KP.3」はこれまでの免疫を回避し、感染力が強いとされ、尾崎会長は「昨年のピークより多くの患者が出るのではないか」と危機感を示した。
新型コロナ患者が都内で急増、変異株「KP.3」が主流 感染力が強く「お盆明けに昨年以上に流行の恐れ」:東京新聞 TOKYO Web
KP.3は高熱とのどの痛みが特徴で、特に高齢者は「暑さで体力や免疫力が低下しやすく、食欲不振や脱水で重症化しやすい」と注意を呼び掛けています。
新型コロナと熱中症は初期症状が似ている
さらに、新型コロナと熱中症は、初期症状が似ていることも伝えられています。
どちらも「倦怠(けんたい)感や頭痛、発熱」といった症状がでるので、素人には判断がつきません。
過信は禁物、自己判断をしないで受診することをおすすめします。
「熱中症に関しては熱が出る方も出ない方もいますが、初期症状が似ているということです。熱中症ではめまい、手足のしびれや意識障害、おう吐といった症状が現れます。新型コロナはのどの痛みやせき・たん、鼻水、下痢などの症状がある人もいます」
子どもから大人へ、手足口病にも要注意
この時期になると子どもたちに流行する手足口病も、現在、急増しているそうです。
手足口病は、手足や口に水泡状の発疹ができるウイルス性の感染症で、子どもから大人にうつるケースも増えています。
大人が感染すると重症化する可能性があるので、東京都では注意が必要と呼びかけています。
乳幼児らに流行し、手のひらや口の中などに発疹ができる「手足口病」も直近1週間の患者報告数が16.39人で、5週連続で警報基準を超えた。アルコール消毒が効きにくく、都はせっけんでのこまめな手洗いやマスク着用などの対策を呼びかける。
新型コロナ、手足口病、夏の感染対策は?
まずは感染症対策として「アルコール消毒と小まめに手洗い」をすることがあげられます。
ただ、手足口病のウイルスはアルコール消毒では完全に消すことができないので、石けんを使ってしっかり手を洗うことが大切です。
外から帰ったら石けんでしっかり手を洗い、うがいをする。
入浴で全身をきれいに洗うことも大切です。
夏でもマスクは必要?
新型コロナや手足口病の飛まつ感染防止には、やはりマスクが有効です。
が、熱中症予防の観点からみると、屋外などの暑い場所でマスクを着けているのはやはり危険。
そこで、例えば、混雑した乗り物の中や病院ではマスクをする、屋外の風通しの良い場所でははずす、といった、ピンポイントでの使用が勧められています。
部屋の換気について
熱中症予防には適切なエアコンの使用も大切ですが、冷気を逃がさないようにとずっと窓を閉め切っているのは、感染症対策としてはNG。
少し暑くても小まめに換気をすることにも必要です。
すこし気温が下がった時間帯に部屋の換気をしたり、乗り物やヒトが密集したところといったピンポイントでマスクを着用する、など、夏でもできる感染対策を心がけたいですね。
睡眠と食事を大切に
そして、疲れや睡眠不足は免疫力が下がる原因になります。
免疫力を高く保つためには、しっかり食べてちゃんと休む、を心がけましょう。
食事と睡眠を軽視しない、と私は自分自身に言い聞かせています。
自分の身は自分で守る、という意識は常に持っていないといけないなと思っているので。
まとめ
私もコロナに感染したときは、鋭い喉の痛みと、止まらない咳、一時的な嗅覚障害にも悩まされました。
あんなつらい思いは二度としたくないと思います。
コロナ感染後、後遺症に悩まされている方がたくさんいらっしゃるのは、紛れもない現実です。
一度目は大丈夫でも、二度目に感染したら、後遺症が出ない保証はありません。
マスクや手洗いうがいなどの感染予防対策と、人にうつさない予防をしっかりやっていきましょう!