ここ数日、私が9月に訪れた北海道のことを書いています。
今日の目的地は「釧路市動物園」です。
釧路市動物園は東京ドーム10個分という広大な敷地、北海道で1番広い、日本では多摩動物園に次いで2番目に広い動物園です。
多摩動物園ができるまでは、日本一広かったんです。
下のマップを見てわかるように、広大な敷地の中の一部に、動物たちが暮らす場所があります。
私たちは、マップの右下の西門から入って、半時計回りに歩きました。
門を入るとすぐ雑木林の中に入りました。
そこになぜか…
ワニがいました。
その先に進むと
アルパカがのんびりまったりしてました。
ウサギたちも
レッサーパンダも
気持ちよさそうに寝ています。
あ、起きた!
寝起きを一枚、撮らせてもらいました。
下は園内のコースマップです。
ぐるっとコース、北海道満喫コース、ぱぱっとコースのの中から、私たちは、北海道満喫コースを歩くことにしました。
湿原の道を歩いてみたかったのが、こちらのコースを選んだ理由です。
はくちょういけを過ぎると、湿原に入ります。
湿原には木道が作られていました。
木道をのんびり行くと、紫色のかわいらしい花が咲いていました。
雑木林の下には、笹がぎっしり生えていて、ところどころには大きなフキの葉が見えました。
『だれも知らない小さな国』の、コロボックルの世界みたいです。
下の写真、もしゃもしゃした植物は「スゲ」。
釧路湿原を代表する植物だそうです。
スゲが密集して生えているのが坊主頭のようにみえるので、「ヤチボウズ」というのだそうです。
手書きの案内板にヤチボウズの解説がありました。
イラストがとても上手くて、説明もわかりやすい!
さて、珍しい植物の中を通り抜けて、木道はタンチョウ保護増殖センターへと続きます。
お、こんなところにタンチョウが!と思ったら、これは、ニセモノでした。
タンチョウが横断するんですね。
進んでいくと、ホンモノのタンチョウにも会えました。
柵のすぐ向こう側にいて、手が届きそうな近さです。
熱心にえさを食べていました。
こちらはキタキツネ!
タンチョウ保護センターまで来ると、湿原はおしまいです。
湿原には、トンボ池もありました。
めずらしい植物、野鳥のさえずりも聞こえてきました。
澄んだ空気を胸いっぱい吸い込んだら、からだのすみずみまでリフレッシュできました。
湿原から離れると、動物たちの暮らす場所に戻ります。
みんなでいっせいに同じ方を向いて泳ぐペンギンたち
浮いたり沈んだりしながら爆睡中のアザラシ
テナガザルは長い手を伸ばして
外の木の枝を夢中で引っ張って遊んでいました
のんびり自由な動物たちの中にあって
猛禽類だけは威厳があって、カッコよかったです。
この他にも、キリンやシマウマ、ホッキョクグマにサル山のサル、などなど、いろんな動物がいました。
特にこれといって珍しい動物はいないのですが、自然に囲まれているからでしょうか、どの動物たちも都会の動物園よりものんびりと穏やかに平和に暮らしているように見えて、癒やされました。
これだけ広いと、人間(お客さん)がドヤドヤと大勢まとまって見に来ることはないのでしょう。
人に見られるストレスが少ないのかもしれません。
目の前にやってきた人間に
あ、来たのね、好きに見てっていいよ
そんな視線を感じました。
園内をのんびり散策していると、あっという間に2時間余りがたっていました。
雑木林を抜けると動物たちがいて、湿原の木道を進むとタンチョウに会える、自然の中を散策しながら、動物にも会える場所、それがこの動物園の素敵なところだと感じました。
実は、正門から入ってすぐのところには、レトロ感たっぷりの遊園地も併設されていました。
時間があれば寄りたかったのですが、残念ながら、こちらは時間がなくて行けませんでした。
さて、散策を終えて、動物園を後にした私たち。
車に乗って、さあ、出発。
とその前に、もう一つ寄りたい場所を見つけてしまいました。
なかなか温泉にたどり着けません…
それもまた自由な旅のイイところ。
その場所については、また明日。
今日も読んでくださって、ありがとうございました♪
【釧路市動物園】
住所
北海道釧路市阿寒町下仁々志別11
営業時間
4月10日~10月14日 9:30~16:30(入園は16:00まで)
10月15日~4月9日 10:00~15:30(入園は15:00まで)
定休日
12月の毎週水曜日、12月29日から1月2日、1月、2月の毎週水曜日(祝日にあたる日を除く)
料金
一般(当日券)580円、中学生以下は入園無料
アクセス
【車】釧路空港から約10分
【電車】JR釧路駅からタクシーで約30分
【バス】JR釧路駅から釧路市動物園まで、路線バス(阿寒バス)で約1時間