HANAのおと

50代主婦hanaの雑記帳。おもしろい、役に立つ、覚えておきたいことをあれこれと書いています

【絵本】今夜はお月さま出てるかな? 夜空を見上げたくなる『きょうは そらに まるいつき』

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夜空を見上げたとき、ぽっかりまあるい月が出ていると、ホッとします。

あっ、お久しぶり!

って。なんだか懐かしい人にあったみたい。


夜空を明るく照らす月。

大人も子どもも、人も動物も植物も、街も森も山も海も、みんな月のやわらかい光のなかにつつまれていきます。

 

そんな月の絵本を紹介します。

 

きょうは そらに まるいつき

 

 

きょうはそらにまるいつき

 

『きょうは そらに まるいつき』
荒井良二 絵・文
偕成社

 

日が暮れて、空に月がのぼりました。

 

街中で家路を急ぐお母さんが赤いバギーを押しています。

バギーの中でが、赤ちゃんがまあるい月を見ています。

 



街角では、バレエのレッスンを終えて家路につく女の子が、バスを待っています。

髪を後ろでキュッとまとめ、黒い細身のパンツに鮮やかな赤いシャツ。

スラリとして素敵です。

 

女の子はバスの窓ごしに月を見上げています。

憧れのバレリーナを思い浮かべているのでしょうか?

 


彼女が乗っているバスに、別の停留所から乗ってきた男の子。

町で運動靴を買って帰る途中です。

座席で大事そうに抱えているのはスパイクシューズが入った箱。

彼もバスの窓から月を見上げています。

トップでゴールを駆け抜けるランナーを夢見ているのでしょうか?


大通りのお店の戸を閉める洋服屋さんの親子、お母さんと女の子。

一日の仕事の終わりを月が見届けます。

 

森のそばの広場では、明るいライトに照らされて、色も形も違うたくさんのテントがならびます。

その周りにあつまってくる人びと、

お祭りが始まりそうです。

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食事の片づけをするおじいさんとおばあさん

 

たっぷり遊んだ子グマたちを連れて、森の奥へと帰っていくお母さんグマ

遠い海では、月の光でキラキラと輝く海面から、黒くて大きなクジラが跳ねました

さあ、これからがわれらの時間!とばかりに、あちらこちらから集まってきたネコたち

みんなが見上げる空には、まあるい月が出ています。

 

今夜の月は、ほんとうに美しい月です。

 

 

 

さっきの赤ちゃんとお母さんは家に帰ってきました。

今度はベッドの上から月を見ています。

あ、赤ちゃんが笑っています。月にとっても素敵なものが見えたからです。

赤ちゃんの見ている月は、花や動物たちのカーニバルみたい。
まぶしいほどに明るい光を放ち、楽しい世界を見せてくれます。

 

高い建物の窓から見えるのは、ギターを弾いている男の人。
一心不乱に同じ曲を練習しています。

別の窓から見えるのは、さっきバスに乗っていた女の子でしょうか、部屋に戻ってから、またバレエの練習をしています。

 

なにかに向かってがんばる彼らを、月は明るく照らしています。

 

 

子どもの時に見た月は、ワクワクするような、明るく楽しい気持ちにさせてくれました。

 

大人になって見る月は、今日も一日ご苦労さん、とねぎらってくれます。

 

同じ月でも、見る人によって感じ方は十人十色。

 

年齢や環境、住んでいる場所によってみんなちがいます。

 

でも、見る人の心に寄り添ってくれる月の光はやさしい。

 

この絵本には、そんな月の光があふれています。

 

気持ちをふっと軽くしてくれる、安らかにな気持ちにしてくれる作品です。

 

疲れた時に見るだけで、癒されます。

 

お時間ある時に、手に取ってみてください。

 

今日も一日お疲れさまでした。

 

 

 

 

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