わが家は子どもが3人。
彼らが食べ盛りの時は、家じゅうの食料がどんどん食べつくされていくようでした。
食事を作っても作ってもあとかたもなく消えていく、そんな感じでした。
残さず食べてくれるのはうれしい! 嬉しいけれど、底なしは困る~💦
かといって、もうおしまいだよ、と言ってガッカリされるのもいやだ。
それで私はよく、
今晩のごはん、お肉がたりないな~
と感じるときは、かさましをしていました。
お財布にやさしく、見た目もお腹も満足する、という一石二鳥の食材を使って。
この記事では、私が普段からやっているお肉のかさまし方法について、紹介します。
お肉大好き、食べ盛りのお腹を満たす「かさまし」には冷凍こんにゃくがイケる
かさましに使うのは板こんにゃくです。
こんにゃくは、そのままで使うよりも冷凍した方が食べごたえが増します。
冷凍したこんにゃくは、解凍するとスポンジのようにスカスカした感じになります。
弾力のあるきめの粗い高野豆腐のような感じです。
高野豆腐よりは硬く歯ごたえがありますから、よくかんで食べる、すると食べるのに時間がかかる=満腹感が増す、というわけです。
冷凍こんにゃくは味がしみやすい
冷凍こんにゃくのいい所は、だしをぐんぐん吸い込んでくれること。
それをかむと口の中にジュワ―っとおいしさが広がる!というわけです。
普通のこんにゃくだと、味をしみこませるには時間がかかりますが、冷凍こんにゃくはそれほど時間はかかりません。
煮こまなくてもさっと湯がいて漬け込むだけで味がしみるので、私はよくマリネにも使います。
マリネ、炒め物、煮物など、何にでも使えますし、肉がないときは冷凍こんにゃくだけごま油で炒めて、しょうゆで味をつければ1品できちゃいます。ラー油でピリ辛に仕上げてもおいしいです。
冷凍こんにゃくの作り方
2通りの作り方があります。
1つは板こんにゃくのままで冷凍し、解凍したあとに薄く切る方法。
もう1つは切ってから冷凍する方法です。
写真は料理に使って半分残った板こんにゃくがあったので、切って冷凍しておいたものです。
自然解凍でもいいし、急ぐときは水をかけてもかまいません。
解凍すると水が出るので、よくしぼってください。
あとは普通の食材と同じように、煮たり炒めたりして使えます。
手作りこんにゃくに慣れた人にも喜ばれる食感
冷凍こんにゃくの食感は、手作りこんにゃくを食べて育った知人にも好評です。
実家でコンニャクイモから作ったこんにゃくを食べて育った彼女は、
市販のこんにゃくは水っぽくてキョロキョロしている、
と言って東京に出てきてからは、市販のこんにゃくはあまり食べなくなったそうです。
そんな彼女が、
あ、おいしい! この食感は子どもの頃に食べていたこんにゃくに似てる!
と。冷凍こんにゃくの弾力がお気に召したようでした。
食べ盛りが3人だったときの我が家の食事事情
わが家は息子が一人、娘が二人ですが、小学校の高学年から中学くらいになると、男女の関係なく、とにかく食欲が旺盛、モリモリ食べるようにになりました。
とくに、お肉の争奪戦は激しかったです。
大皿に盛ってしまうと
まだ、ちょっとしか食べてないのに!
お兄ちゃんは肉ばっか取って野菜取ってない!!
などど妹たちから不平不満の声がでたので、極力1人ずつのお皿にわけるようにしていました。
するとこんどは
おかわりないの?
5人前を大皿に盛ると、見た目かなりボリュームが出ます。
それがひとり分だと、ボリュームが減ってしまうので、
なんだ、これだけしかないの?おかわりは?
とこれまた不満たらたら。
そこで、肉は同じでもボリュームをアップするため「かさまし」食材を試し、たどりついたのが冷凍こんにゃくでした。
味はよくしみて、歯ごたえがあるので、
肉じゃないけどおいしい!
と好評。
普段の食材として、かさましのお手伝いとして、冷凍こんにゃくはかなりいい仕事してくれますよ!