5月8日から新型コロナの感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行することが決まりましたね。
医療費の自己負担(検査費用が有料化、外来医療費の3割(75歳以上1割)、入院費用の自己負担など)については、明示されていますが、療養中の外出や感染対策は、個人の判断に委ねられることになります。
ゴールデンウイーク中、帰省した際は、京都駅を利用しました。
新幹線のコンコースは、たくさんの人でごった返していました。
暑かったこともあり、マスクの着用は半々でしたが、海外の方は私が見た限りノーマスクの方が8割ほどでした。
ちなみに、私は、人がたくさんいる場所ではマスクを着用しています。
屋外のマスク着用について、原則不要になった3月。
やっとマスクをはずして外が歩ける、と喜んでいました。
ところが、そんな喜びもつかの間。
3月下旬に、長女(20代前半)が感染してしまったのです。
以前、彼女は、濃厚接触者になったことがあるのですが(職場で感染者が出たので)、その時は発症しませんでした。
ちょっと、熱っぽいからインフルエンザかもしれない
そう言ってかかりつけ医を受診し、念のためインフルエンザとコロナの検査を受けました。
そして、インフルエンザは陰性、しかし、コロナは陽性、という結果が出たのです。
驚いたのは本人です。
どこで感染したのかな?
通勤電車かな?
わからないなあ。
感染ルートはわからないまま、38.5℃を越える熱と、切り裂かれたような喉の痛みに襲われました。
熱は3日で下がりましたが、のどの痛みは5日ほど続き、水を飲むのも痛くて、声も出せず、会話はLINEを使っていました。
やっとのどの痛みが治まって、体調もよくなり、食事もとれるようになったのは1週間たったころでした。
そして、10日後、職場に復帰したときのことです。
通勤電車の中で、おかしいな? と違和感を覚えたそうです。
頭がふらふらする
そんな感じだったと言います。
頭痛とはちょっと違って、
頭の中がスッキリしない、
クリアじゃない、
集中できない、
力が入らないような感じ、
それらをまとめて娘は「ふらふらする」と表現したのです。
同時に、午後になると体がだるく、疲労感が出るようになりました。
結局、仕事に集中することができず、その日は早退しました。
翌日、かかりつけ医を受診。
コロナの後遺症かもしれない
無理をせず、ゆっくり休んで様子をみたほうがいい、
との診断を受け、仕事はしばらく休むことになりました。
現在、症状が治まってから、約1か月たちました。
長女は今も休職中です。
たまに外出しても、午後になると疲れが出てくるのは相変わらず。
以前は元気いっぱいで、喜怒哀楽がはっきり、活発な子でしたが、今は表情が乏しく元気がない、あの強気な娘はどこへいってしまった? と胸が痛みます。
本人もいつになったら治るのか、本当に治るのか、と不安な様子を見せることがあります。
ふわふわする、というあいまいな表現でしか表せない症状ですが、しんどいだろうな、と感じます。
焦らず、のんびり様子をみよう、としか言えないのが歯がゆい。
正直なところ、娘が後遺症に悩まされて、初めてコロナの怖さを知りました。
もちろん、何の後遺症も残らず、元気に生活している方もたくさんいらっしゃいます。が、娘のようにいつまで続くかわからない後遺症に悩まされている方もいるのが現実。
当たり前ですが、位置づけが5類になったからと言って、リスクが減ったわけではないのです。
コロナ感染の症状が軽くなるわけでも、後遺症が出なくなるわけでもありません。
もう、大丈夫
そんな気持ちでマスクを外すのは危険だな
改めて思います。
感染を防ぎ、
後遺症に悩むことがないように、
手洗い、うがい、消毒。
人ごみではマスク着用
今後も、自分にできることは最大限にやって、
憎きコロナが消滅することを祈るばかりです。