以前、インフルエンザが流行した時、鼻呼吸がインフルエンザの予防に有効だというニュースを見ました。 ある小学校で鼻呼吸に効果的な口の体操を続けていたら、インフルエンザにかかる子どもの数が激減した、と。そのとき紹介されていた体操が印象的で記憶の片隅に残っていたのですが…
具体的にどんな体操だったか思い出せずに苦しんでいたら、先日、世界一受けたい授業の中で見つけました。
この中で、真ん中あたりに出てくる口輪筋をきたえる「あいうべ体操」というのが、それです。
あいうべ体操、見つかりましたか?
体操の説明の前にもありましたが、鼻と口で呼吸した時、どんな違いがあるかを知ると、これはやっておいた方がいいな、と思うようになります。
安心の鼻呼吸と不安な口呼吸
人は1日に約1万リットルの空気を吸って吐いて「呼吸」をしているそうです。
500mlのペットボトルで2万本の量です。
その量の空気を毎日鼻から吸うか、口から吸うか、その違いについてのお話です。
空気といっしょにウイルスやホコリを吸い込んだとき
鼻呼吸の場合鼻毛で大きなホコリやウイルスをブロックされ、
鼻の粘膜から出る粘液でウイルスがからめとられ、
鼻の中の毛細血管による温度上昇と加湿(湿度は80~85%になる)で、のどの奥では(乾燥に強く湿度に弱い)ウイルスの生存率は低下する
口呼吸の場合は空気は関門をとおらないのでウイルスの数も減らないし、冷たく乾燥した空気が直接のどに取り込まれてしまう
西日本新聞2020年3月11日くらし面より
いかがですか?
鼻で呼吸することがウイルスの侵入を防ぐのにとても大切なことがわかりますね。
口呼吸は不安要素しかないです。
では、次に鼻呼吸を習慣づけるための体操について紹介します。
あいうべ体操とは?
鼻呼吸ができるようになるための体操とは、耳鼻科のお医者さんが考案された「あいうべ体操」と呼ばれるものです。
これは、ゆっくりと口を大きく動かして
あー、いー、うー、べー
と言うだけの体操です。
大きな声を出す必要はありません。
べーの時は舌先があごにくっつくようなイメージです。
いたって簡単です。
さきほどの世界一受けたい授業の中でも紹介されていました。
これを1日30回、毎日続けるだけで、舌の位置がいつも正しい場所にくるので、口が閉じる、つまり、鼻で呼吸できるようになるのです。
上あごにぴったりくっついているのが舌の正しい位置です。
あいうべ体操にを考案した医師ご本人の記事はこちらです。
舌の位置やあいうべ体操について詳しく書かれています。
実際にやってみると、舌の奥(付け根のあたり)がジンジンして、顔がホカホカとあったまる感じ。口が自然にキュッと閉まるようになった気がします。
食事の準備をしながら、トイレ、お風呂、など、思いついたその時に
あー、いー、うー、べー
これだけです。
私は毎日続けています。
ささやかな自己防衛です。
ついでに、ほうれい線や小顔効果もちょっぴり期待しちゃってます。
【参考】