今日から1週間、東京から滋賀の実家に戻っています。
実家に帰るときは、東京駅でひよこのお菓子を、京都駅で阿闍梨餅を、そしてプラスαでなにかしらお土産買うのが恒例になっています。
今日は久しぶりに、あの、素朴な味がたまらなく美味しい、蕎麦ぼうろが食べたくなりました。
蕎麦ぼうろ、といえば私の中では「かわみち屋」です。
そして、お目当ての蕎麦ぼうろを探すのですが、見つかりません。
新幹線構内のお土産屋さんにはしょっちゅう行くので、阿闍梨餅と蕎麦ぼうろの場所はしっかり頭に入っていますから、間違えるはずがないのです。
阿闍梨餅はあるのに、蕎麦ぼうろがなくて、その売り場をぐるぐる探しましたが、どこにもない、仕方なく、近くにいた店員さんに
かわみち屋の蕎麦ぼうろはありますか?
と聞いたら
ないですね。
とバッサリ。
え?ないですね、っていつもここにあるやん!!
と思いましたが、その店員のおばさんの言い方があまりに冷たかったので、聞き返すことはせず、阿闍梨餅とお漬物をかごに入れて、レジに並びました。
レジで支払いを済ませた後、やはり、あきらめきれず、また、レジにいたのが気の良さそうなお兄ちゃんだったこともあって
あの~、ここら辺でかわみち屋の蕎麦ぼうろって売ってませんでしたっけ?
と聞いてみました。
すると、
ああ、今はもうおいてないですね。
と。
でも、先月はあったのを覚えていたので、念押しで
ええ!?どこにもないんですか?
と尋ねると、
かわみち屋さんが閉店したんですよ
ええええええええええ~!!!
ホンマ?それ、いつ頃? 結構前?
ショックのあまり、お兄ちゃんに突っ込んで聞いてしまいました。すると
いや、ほんのつい最近ですわ
という返事。
うわ~。ショックやわ~。
と、思わずレジのお兄ちゃん相手に落胆した気持ちを吐露してしまいました。
これまで、いろんなお店の蕎麦ぼうろを食べたことがありますが、かわみち屋の蕎麦ぼうろは別格。その味ももちろんですが、子どもの頃から思い出が詰まっているのです。
詳しいことは以前こちらに書きました。
かわみち屋の閉店を聞いたものの、自分の目で確かめないと気が済まなくなり、その場でスマホを取り出して調べてみました。するとかわみち屋のホームページに閉店のお知らせが出ていました。そこには
令和7年5月31日の閉店を予定していましたが、閉店を知った大勢のお客様にご来店いただき、お蔭様で商品が完売いたしました。
そのため、誠に申し訳ございませんが、5月20日をもちまして閉店させていただくことになりました。
と書かれていました。
5月31日ということは今日まで。
丸太町に行けば、蕎麦ぼうろが買える、と思ったら、商品完売で20日に閉店が早まった、ということでした。
ク~ッ
どうあがいてもあの蕎麦ぼうろはもう食べられない
それがわかって、ショックで打ちのめされました。
大ショック。子どもの頃からかわみち屋さんのそばぼうろが大好きやったのに、もう食べられない😭😭😭
— HANA📒 (@HANA19892407) 2025年5月31日
株式会社 丸太町かわみち屋 https://t.co/scNY12LNXL
どうしても必要か、と言えばそんなことはないのですが、もう食べられないと思うとやはり悲しいです。
77年続いた店を閉じるには、いろんな事情があったと思いますが、本当に残念。
でも、蕎麦ぼうろと出会えて楽しい時間が過ごせたこと、その思い出はこれからも大切にしていこうと思います。
かわみち屋さん、長い間、おいしい蕎麦ぼうろをありがとうございました。そして、お疲れさまでした。